【土佐市の公金チューチュー】南風カフェ ニールマーレ退去問題【悪いのは誰だ?】

【土佐市の公金チューチュー】南風カフェ ニールマーレ退去問題【悪いのは誰だ?】

概要

登場人物

土佐市・・・「土佐市百年の大計」波介川河口導流事業の保証で観光施設「南風(まぜ)」を建てる

NPO法人新居を元気にする会理事長・・・公募を経ず直指定で「南風」の指定管理団体となったNPOの現代表(前代表・他理事追い出し、NPOと南風を私物化)
※波介川河口導流事業で市に協力した見返りに地元の老人達が理事をして高額な管理料を受給している

V S

whitefang0079(多分カフェニールマーレのオーナー)・・・約8年前、転職サイトで高知市から依頼され県外から移住し「南風」でカフェニールマーレを立ち上げた男性オーナー

崖っぷちカフェ店長@理不尽な退去通告、私物化されたNPO法人と戦う・・・地域おこし協力隊として県外から高知に移住し「南風」でカフェニールマーレの店長となり5年で人気店に育てた女性店長

経緯

以下、崖っぷちカフェ店長のツイートや報道からのまとめです。

  1. 2016年4月、南風オープンと同時にニールマーレ開店
  2. 2021年3月、NPO理事長が突然NPO法人の印鑑を押した退去通告を持って来る
    ※NPO法人の他の理事に確認したら「知らない」と言う
    理事長が総会も開かず個人の独断で不正にNPO法人の印鑑を押した退去通告だった
    →市職員「通告は無効だから無視していい」
  3. 2022年6月28日、NPO会員全員一致での印鑑が押された退去通告が届き一週間以内に立ち退くよう言われた(市の職員が「総会で決まった」と伝えに来た)

    別の内容で開かれた総会で理事長が「ニールマーレは退去で同意してる」と嘘をついて無理やり他の会員にサインさせた捏造書類
    →弁護士1人とNPO会員4名、市職員4名、ニールマーレ3名計12人で通告の無効を確認
    →市からNPOに対して「退去通告を取り消すこと」という指示が出る
  4. 2023年1月、NPOが南風2F(ニールマーレ店舗スペース)の新しい入居者の公募を行う

    →ニールマーレと理事長知人の会社が応募し理事長知人の会社に決まる
  5. 2023年3月24日、NPOが4月末までの営業停止&退去を求める
    →4月28日、ニールマーレが求めていた5月の営業をNPOが不許可

    ※アルバトーザとはニールマーレも所属する移住者組合
  6. 2023年5月10日、店長がツイッターで告発1億ビューを超えるメガヒットでネットの話題に
  7. NPOや市に非難が殺到し5月12日には爆破予告メールが届く→小中学校休校
  8. 2023年5月15日、再度退去通知(理事長の一存ではなく理事と幹事の合議で決定)が届く

オーナー&店長の主張

  • 理事長に「お前は俺の店を乗っ取った!」と言われた
  • 理事長に「南風は俺が建てたから俺のものだ!」と言われた
  • 理事長に当時23歳だった女性店長はダメージジーンズの切れ目から手を入れられた(セクハラ)
  • 理事長に女性店長はお尻を平手で何度も叩かれた(セクハラ)
  • 理事長に若い女性バイトは大声で恫喝された(パワハラ)
  • セクハラ・パワハラを土佐市に相談すると「尻でも触らせて機嫌をとればいい」と言われた
  • 理事長がオーナーにメニューや料理人雇用やバイトの雇用を指示し経営に口出し
  • 一度目の退去通知時に「地元の若い子たちの職が奪われることになる」と伝えると理事長は「そんな事しらん」と一蹴
  • 理事長に「今回の問題をSNSで発信する」と伝えると「たかがSNSやw」と鼻で笑われた

オーナー「今後に関してはどうするかはまだ考えあぐねているところです。立ち退きする事になれば私含めて従業員が職を失う事になるので本当に困ってます。またSNSの拡散が予想以上で、当事者である私たち、NPO法人、土佐市役所の3者以外にも大変なご迷惑をおかけしています。私たちの発信に共感してくださるのは本当にありがたいですが、どうか攻撃的になることは控えていただきたいです。そして、今回私達にとってはとても悔しく、危機的な状況ではありますが、土佐市は私達が移住してくるくらい素敵な場所だし、人々も本当に暖かいです。私たちを応援してくださるのと同様に、土佐市や高知県を応援してくださればありがたいです」

「強制立ち退き」迫られた?カフェが切実訴え 「地域おこし協力隊」として移住もトラブル…土佐市「問題がなかったか調査する」

土佐市の主張

  • 利用許可申請などの書面を交わしていなかった
    ※公民館のような施設なので賃貸契約はそもそも存在しない
  • 施設開設時の書類がないので事実関係を把握出来ない
  • 退去通告が妥当かは市の顧問弁護士に相談して協議する
  • 新しい入居者も選定に問題が無かったか調査する
  • オーナーや店長のSNS発信には事実でない箇所も多数ある
    ※退去通告を市職員が伝えたというのは事実ではない
    ※セクハラやパワハラはニールマーレから相談がなかった
    ※市がNPOに恩があるから頭が上がらないという認識はない
  • 市の顧問弁護士とも協議して、近く市のサイトで公表する
  • 威力業務妨害の可能性もあり弁護士に相談している

NPOの主張

無言・・・

無契約問題

なんと利用許可申請書を出していない事が判明しました。
※公共の施設なので賃貸契約等はそもそも存在せず公共のスペースとしての利用許可申請書はある

いろいろ杜撰すぎます!

尚、利用許可申請書とは以下の条例に定められている書類と思われ、これを出していないという事はそもそも南風を利用出来ないという事ですが、「指定管理者が必要と認めたときは、この限りではない。」と指定管理者(NPO)の裁量で出さなくても良い?とも読み取れます。

また利用期間は1年間ですが、ニールマーレは約8年営業しています。それは指定管理者(NPO)が認めた場合に変更可能という事で、今回NPOが「1年以上経ってるから出ていけ」と言ったら出て行かないといけない事になります。
※でもそもそも申請書を出していないのでこの条文は無効?

土佐市立新居地区観光交流施設及び避難施設の設置及び管理に関する条例施行規則

尚、「土佐市立新居地区観光交流施設及び避難施設の設置及び管理に関する条例」もリンクを貼っておきます。

出さないといけない申請書を出していないのは土佐市・NPO・ニールマーレのどこが悪いのか・・・全員悪いんでしょうけど

後に店長のツイートでニールマーレは地域おこし協力隊を使った「土佐市の事業」として始まったため契約書や申請書が無かった事が判明しました。
※土佐市の施設で土佐市が事業主体なら当然契約書も申請書も必要ない

しかし半年でオーナーは地域おこし協力隊を退任して独立しているので、この時に契約書や申請書を出さなかった問題は依然として残ります。

過去の問題

実は過去に南風オープンに当たり運営の協力を高知市から依頼されていた会社が、NPO理事たちが異常でまともな運営は出来ないと判断し撤退していました。

翌11月より何度か施設のオープンや運営に関し行政・NPO法人サイドと会を重ねてまいりましたが、私共と行政・NPOサイドでは大事に想うものが違うため、私共が良いと思う施設のカタチを描くことが難しく、運営方法などを含む様々の事において擦り合わせることができませんでした。
よって
私共が意思を持ち意見を述べない方がスムーズに事が運ぶと判断。
重ねて
私たちが思う健全な運営が困難と判断。
今回のお話はお断りするに至りましたことをご報告申し上げます。

また特筆すべき点として一つ。
このような事態に至る要因として行政の指定管理者の選定に大きな問題があるということを付け加えておきます。
そして、それを黙認し放置する市議会も。

ソフトに言ってるけどここまで言わせるNPOの理事たちって相当ヤバそう・・・

地元の反応

なんと地域の農家やNPO会員は地元有力者の理事長ではなく、よそ者の店長(オーナー)の応援をしているようです。

公金チューチュー

内閣府が公開しているNPO法人ポータルサイトに「特定非営利活動法人新居を元気にする会」の会計情報があります。

2021年度事業報告書等(PDF形式:257KB)

  • 南風直販所の運営7人 1363万円
  • 南風近隣公園整備5人 687万円
  • その他イベント等14人 258万円

事業費計 2108万円
管理費計 1476万円
助成金計 1849万円(公金)
事業収益計1063万円
その他収益 783万円

※2021年度は公金を入れてギリギリ黒字。尚、現金・預金は1933万円

高額な人件費を「新居を元気にする会の波介川事業の功績に対する年金と揶揄する人もいるくらい」

この手の施設の人件費としては高すぎです。後、草刈事業費が年560万とありますが、指定管理に詳しい人に聞いたらその人の街の基準では50平方メートルで年6万円だそうです。どうやったら560万円も掛かるのでしょう?

また、1年契約の立地の良い公共施設を7年間もキッチン道具付きで使っており初期費用激安でカフェを運営しているのでニールマーレの方が公金チューチューなのでは?との意見も出ていました。

視点を変えると、国交省の補助金を得るために非営利の観光施設として建設しながら営利のカフェを誘致している土佐市が公金チューチューしている元凶とも取れます。

形勢逆転?

掲示板ではSNSとは逆にNPOや土佐市が正しくカフェが間違っているとの書き込みが優勢となっています。

またニールマーレの方が悪い(ゴネている)と断罪するNoteも現れました。

上記以外にも様々な意見や誤報がニールマーレにも声が届いているようで反論が行われました。

  • 店長とオーナーは夫婦ではない
  • 地域おこし協力隊の任期3年なのに8年カフェを運営しているのはオーナーは半年で協力隊を退任(勿論退任後は給料も貰っていない)し、独立してカフェ運営を行っているから
  • 家賃10万の中に光熱費ゴミ処理費が入っているというのは嘘でエアコン等の修理代までニールマーレが負担している
  • 利用許可申請を出してないのは元々地域おこし協力隊の与えられたミッションとして『土佐市役所の事業』として始めたからで複雑な事情がある(後日説明)
  • オーナーはSLD(東証上場企業)の元社員というだけで今は無関係。SLDが地域協力隊を利用して公金を吸い上げているという事はない

突撃取材

ネットで憶測が飛び交っているためフリーライターのヨッピーさんが突撃取材をしました。

SNSで大炎上の土佐市移住者カフェ、現地で起こっている事の総括と問題点

  • 現理事長は「南風はワシが建てた」「南風はワシのもんや」と言っていた
  • 現理事長は「バイキング方式の農家レストランをやりたい」と言っていた
    →市職員・永田(ニールマーレオーナー)に反対される
    →「なんでオレの言う通りにせんのや」「南風を永田に乗っ取られた」と吹聴
  • 大森議員「NPO(新居を元気にする会)が南風の指定管理になったのは経緯からして新居の人達の要望と、新居の振興策として作られたので当たり前」
  • 大森議員「最初は理事が沢山(11人)いてまともな人達ばかりで問題になると思わなかったが騒ぎになって調べたら、追い出されたり勝手に解任されてて3人になっていた」
  • NPO会員「前理事長も現理事長に訳が分からないまま追い出されて怒ってた」
    ※別の会員は問題なく話し合いで変わったと主張
  • NPO会員「会計報告も適当で監事の人も怒って辞めた」
  • 大森議員「南風の店舗スペースは1年契約だけど、たった1年でカフェ運営など出来るはずもなく7年も頑張って実績を作っているニールマーレを勝手な都合で追い出せるはずがない」
  • NPO会員「ニールマーレに伝えず新入居者を公募した時の選考では私でも知らない人達が居て現理事長の知り合いを選んでてビックリした」
    ※別の会員は知り合いだけで規約に則って審査した結果と主張
  • NPO会員「現理事長はNPOを私物化している」
  • 現理事長「事実無根。弁護士に言われているので何も言えない。その内発表する」
    →記者が東京に帰ると電話が掛かってきて「お前の会社に乗り込んでやろうか」「どうケジメつけるんだ」「ここに来て直接言ってみろ」などと怒鳴られたので「行きますよ」というと切られた
  • 土佐市はゼロ回答
  • 店長「契約書がない時点で勝ち目がないので移転も視野。私たちもギリギリの給料でやっているので何もしない訳にはいかない」
  • 店長「市からお願いされて営業し、何かある度に市に相談してたのに、こうなったら知らんぷりは酷過ぎる・・・オーナーは100万円貰えるはずが貰えなくなるのに頼まれたからニールマーレのオーナーに専念する事になったのに」
  • 南風は国の税金の入った観光施設(非営利施設)なのにカフェを営業すること自体が間違いで、監査の度に座席を少なくする等の隠蔽工作が行われ土佐市主導の補助金詐欺と言っても過言ではない

3者(土佐市・NPO・ニールマーレ)とも問題があるからややこしいのですよね

まとめ

国交省の補助金が入っているため非営利の観光施設であり、本来営利目的のカフェを入れてはいけない施設に、わざわざ外部の人材を招いてカフェを誘致した土佐市とNPOが話をややこしくしています。

そのような施設故に適当な管理で利用許可申請書を出させていなかったNPOにも問題があり、理事長の私利私欲でニールマーレを追い出そうとしているのも問題です。

ニールマーレも初期投資なしで本来1年更新の施設を7年使っているので、そろそろ後続に施設(初期投資なしで飲食店を開業するチャンス)を譲ってもよいと思われますが、そもそも土佐市に頼まれて非営利の施設と知らずにカフェを経営していたとしたらニールマーレは被害者です。

上記とは別にNPOの運営・経営は不適切であり公金の不当(多過ぎる)な受給の問題があります。

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