【Abalance】空売り機関Viceroy売り煽り VS 最強IR Abalance買い煽り【3856】

【Abalance】空売り機関Viceroy売り煽り VS 最強IR Abalance買い煽り【3856】

奇襲(開戦)

過去にターゲットを空売りしてから売り煽りレポートを書いて株価を暴落させて利益を上げる手法で逮捕歴もある(AbalanceのIR担当役員堀内氏談)アメリカのViceroyという空売り機関がAbalanceをターゲットにしました。

引用:Abalance – Turning Japanese? We really don’t think so エーバランス – 日本企業化そんなことはないだろう

日本語レポートはコチラ

要点は以下の4つ

  • VSUN(Abalanceの収益の大部分を担うベトナムのソーラーパネル製造子会社)は中国のソーラーパネルをアメリカに迂回輸出させるために作った実質中国の会社
  • VSUNの売上の6割を占める米が2024年6月から施行する規制でソーラーパネルを売れなくなる
  • VSUNはウイグル族を強制労働させている中国の会社からセルを仕入れている
  • セルを内製するための工場はベトナム建設省の許可を得ていない

ただし、免責事項でこのレポートは事実ではないと明言されています。

一応金融機関なのに事実じゃないって宣言しとけば嘘ついてもいいっていうロジック成り立つの?

このレポートは12:00頃に出されて株価が急落しますが、なんと13:52にAbalanceはすぐに反論を出し「風説の流布」と断じました。

あまりに速すぎるAbalanceの対応に株価は一時戻しますが、さらにViceroyも14:0714:25にツイートで応戦し、好決算で上場来高値付近であった事も相まってAbalance株はストップ安張り付きとなりました。

20:10頃、Abalanceは追加でレポートでの「風説」に対して全否定の回答

  • ウイグル自治区強制労働の部品を使っていない
  • セル工場は建設許可を受けており工事は順調
  • 以前のVSUNの親会社だったCSUNとは法律上もビジネス上も無関係(=迂回輸出ではない)
  • 2024年6月にアメリカから閉め出される事はない

を発表し一時PTSは急騰しましたがPTS終了にかけて全戻ししPTSも-12%程度の暴落で引けました。

夜襲(開戦二日目)

昨晩のAbalanceの回答もむなしく、二日連続ストップ安となるも大引けは少しリバって-19%で引けました。

二日間で高値(13460円)から安値(7240円)は-46%となり、かなりの暴落となりました。

引け後18:00頃、Abalanceはシェアードリサーチ社がレポートを出した事を発表しPTSは+10%前後急騰しました。

株式会社シェアードリサーチによるアナリストレポート公開のお知らせ

外部のレポートには外部のレポートで対抗!一朝一夕で書ける内容ではない凄いボリュームのちゃんとしたレポート!!こんな隠し玉をこのタイミングで出すとは・・・やりおるなっ!

そしてPTSも終わりに近づいた23:00過ぎ、予期せぬAbalanceの反撃が行われました!

なんと証券関係者の藤本氏のYouTubeライブにAbalanceのIR担当役員堀内氏が生出演して前代未聞の夜襲を仕掛けたのですっ!

空売りインチキレポートに負けるな!Abalance (3856)相場の福の神 藤本誠之アワー 株っていいよね! Vol.115

※聞き間違いの可能性はあります。間違いがあったらいけないので自分で確認をお願いします

  • 6月に色んな未公開の好材料が出る
  • 奴らが恐れているのはG7(再生可能エネルギーの話題が出る)
  • 調べた結果奴らは空売り筋(ショートして風説で暴落させて儲ける)でレポートは虚偽で悪質
  • Viceroyの犯罪行為については関係機関と連携して法的処置を取っていく
  • 一方今日出したシェアードリサーチ社のレポートは公平で我々も事前に見れず痛い所もちゃんと書いてあり信頼できるので読んで欲しい
  • 74社の機関投資家と面談をしている(予定200社)
  • 面談の一つは欧米の超有名機関「U」(日本で言うと年金に相当)であり4月から投資している
  • 「U」の投資対象の内スタンダード市場はAbalanceだけ
  • ウィグル自治区からの調達はない (国際調査機関が確認)
  • セル工場の建設許可証は今ここにある (ただし不正防止でネットでの公開は不可・知り合いの建設会社にも確認したが「公開するはずない」と言われた・ラジオ日経のイベントには持参するので見たい人には見せる)
    ※Viceroyと堀内氏で建設許可証の認識が異なる可能性あり
  • 2年後に関税優遇終わっても影響は軽微だしアメリカに工場作ろうと考えているから問題ない
  • 今朝機関投資家と面談してたら株価暴落してたので機関投資家が「ちょっと待って」とAbalance株をストップ安で10万株・20万株と「(安く買えて)天国みたいだ」と目の前で買っていた
  • 中期経営計画の上方修正も必要
  • セル工場が出来ると営業利益がほぼ倍増、11月にテスト稼働、12月から本稼働でそこから利益倍増という事は電卓叩いたら通年で来季の数字(営業利益1.5倍?)は大体計算出来ますよね
  • EPSは590円ぐらいなるので今の株価(8230円計算でPER14倍)は安いと思う
  • 工場が全部稼働したら目標時価総額1兆円も夢ではない
  • バフェットさんも成長株・再生可能エネルギー株好きだから・・・(もごもご)
  • Abalanceに出尽くしはない、業績拡大の初動も初動で成長は長く続く
  • 未発表だけど融資は数百億円の枠を貰っててポンっと貸してくれるので工場建設費は問題ないし自己資本比率も上がり財務も優秀になる
  • Abalanceに不安は何もない。こんな会社はない。為替も円安で差益出ちゃう♪
  • 買い増すにはラストチャンス。我々の出す情報は全て真実

言っちゃいけない事沢山言ってるんですけど・・・本当にミーティング中に機関投資家が役員の目の前で株買うの?!超有名機関「U」がAbalance株を買う事をばらしていいの?インサイダーっぽい情報結構あるけど・・・

この生放送はなんとViceroyも見ていたらしく、リアルタイムで反応していました。

これを受けてPTSは乱高下し+7%で引けました。

もはや売り煽り VS 買い煽り 合戦!

反撃(開戦三日目)

昨晩のAbalanceの夜襲が効きAbalance株は大幅GU気配

しかしViceroyも諦めていません。

なんと18ツイートにも及ぶ仁藤氏もビックリの超長文でしかも「Abalance経営陣とCSUNはAbalance株主の資産を横領している」と嘘だったら大分重い刑事罰になりそうな爆弾を投下!

引用元:https://twitter.com/viceroyresearch/status/1659345622132981761

正直くだらなさ過ぎるのと長すぎるので最初のツイート以外読みませんでした。興味がある人は引用元に飛んで頑張って読んでみてください

「横領」爆弾は全く戦況に影響せず、AbalanceはGUで揉んだ後ストップ高張付き(+18%)で引けました。

建設許可証論争(土日)

ViceroyがAbalanceが取得していないと主張している建設許可証についてそれが何を指すのか、そもそも必要なのか等活発な議論が行われました。

https://twitter.com/E5310223/status/1660112554600058881
https://twitter.com/Lion_Ponde_/status/1660440254397169664

これに対してAbalance堀内氏は「建設許可証は悪用などの懸念があるためネットで公表は出来ないが今持ってて週末沖縄でセミナーがあるので、来てくれたら実物を見せる」と応戦。

https://twitter.com/K1_Kubo_Yuta/status/1659456048498118657

建設許可証を持ち歩いてるんですね!?

逆襲(開戦四日目)

2023年5月22日、土日に行われた建設許可証論争の結果か、Abalanceはストップ高で寄ってストップ高で引け、開戦後二日連続ストップ安二日連続ストップ高ととんでもない値動きとなりました。

これにはViceroyも負け犬の遠吠えしか出来ませんでした。

引用元のツイッター

これはViceroyのショート、焼かれてますね~

激戦(開戦五日目)

2023年5月23日、朝一のViceroyのツイッター砲も逆効果でストップ高とViceroyの心を折る気配。

引用元のツイッター

ストップ高よりかは大分下がるもののGUで始まったAbalance株は10時過ぎまでは+6%で高値推移しAbalanceの圧勝と思われましたが、謎の急落をし凄いボラティリティで激しい戦いの末-11%で引けました。

乱戦(5月24日~6月2日)

堀内YouTube生放送砲で二日連続ストップ高後、全戻しの勢いで暴落し、そこから驚異のリバウンドをしていたAbalance株。

2023年5月30日、前日大きくリバっていたAbalanceの勢いをそぐためかViceroyが寄り付き前の8:33に追加のレポート攻撃を行いました。
※しかしAbalanceの証券コードが間違っています

引用元:https://twitter.com/viceroyresearch/status/1663327671852449792

これを受けてか終日軟調で-4.67%で引けました。

2023年5月31日、日経平均が一時-500円と暴落日であるにも関わらずGUでリバウンドのAbalance株。
しかし市況が悪く何回もマイ転仕掛ける厳しい展開の中、14:00にAbalanceがIRを出しました。

米国での太陽光パネル製造工場新設の検討について

アメリカでパネル製造工場を建設する事で、ViceroyがAbalanceを攻撃していた「将来税制優遇がなくなる」「2024年6月にアメリカから閉め出される」という武器は無効化されました。
※ただし、AbalanceIR担当役員堀内氏がYouTubeの生配信で言っていた内容ですのでサプライズはなく値動きは微妙で+2.8%で引けました。

2023年6月1日、アメリカ太陽光パネル工場のIRが効いたのか1日遅れで一時ストップ高と急騰。

2023年6月2日、前日一時ストップ高と絶好調で上げていたAbalance株に業を煮やしたのか深夜からツイッター攻撃を連騰するViceroy。

しかし下がったのも朝一のみ一時11200円(前日比+5%)を奪還したAbalance株。
その後軟調化した後場終了前、Viceroyがとんでもない攻撃を仕掛けます!
14:20(株価が急落するには十分でAbalanceが反論のIRを出す時間的余裕がない時間帯)に狙いすましたかのようにAbalanceを告訴する宣言を行ったのです!

いや、訴えられるのViceroyの方だろ!後、刑事告訴じゃなくて刑事告発な

これに株価は急落し最後リバるも-2.55%で引けました。

硬直(6月3日~8月17日)

その後株価は決算に向けて乱高下していきますが、決算予定日の8月14日以前は緒戦程のボラティリティではありませんでしたので簡単にまとめます。

堀内氏炭酸砲の結果

6月に出すと予告されていた炭酸砲の結果です。6月15日のヤマダとの協業以外は期待外れでした。

  • 6月14日 大和町太陽光発電所、大衡村太陽光発電所 売電開始のお知らせ(無風)
  • 6月15日 当社連結子会社WWB株式会社と株式会社ヤマダトレーディングに おける住宅用蓄電池の販売協業についてのお知らせ(+9%)
  • 6月26日 サステナビリティリンクローン実行に関するお知らせ(無風)

煽り屋参戦

このような大きなマネーゲームになると名を上げる煽り屋が誕生します。この戦いでも多数の煽り屋がAbalance・Viceroy両軍に買い煽り・売り煽りで援軍しました。

中でも一番有名になったのは彼でしょう。彼はAbalanceホルダーの指導者の地位を手に入れました。

https://twitter.com/pirania0630/status/1675308839590326273

一方売り煽りの方では彼でしょう。

※市況が悪かったせいもありますがこの動画の翌日Abalance株は-7%(一時-11%)

堀内氏電撃辞職

8月上旬、Viceroyと最前線で戦っていたAbalanceIR担当役員堀内氏が、戦争の最中にも関わらずなんと退職していたことが判明しました。
※執行役員は普通の社員で堀内氏は様々な企業を渡り歩いている

理由は「時価総額を上げるという目標を達成したので普通に退職した」との事でした。

しかし堀内氏の買い煽りを信じて投資していた投資家もいたため、彼の退職でそれが担保されなくなったと受け取った投資家はAbalance株を売りました。

また「堀内氏の買い煽りに嘘があったので決算前に逃げたのではないか」との憶測が飛び、退職の正式発表もなく情報伝達に数日掛かり、その間Abalanceの株価を軟調にさせました。

決算延期の謎ムーブ

2023年8月14日、いよいよ勝敗を決する決算日当日、なんとAbalanceは一週間の決算延期を発表しました。

しかもよりによって前営業日の引け後に好材料当社子会社とBLUE WORLD ACQUISITION CORPORATIONとの基本合意書の締結に関するお知らせを出して買いが殺到し株価はGU気配で特買いだった所に決算日当日の9:00(東証開場時間)に延期を発表するという味方であるはずの買い方投資家を背中から撃つ謎ムーブ

さらにこの決算延期IRは10日には作成されていた事が判明!

10日に念のため延期IRを作っておいて三連休頑張ったけど間に合わずに14日(決算当日)に延期のIRを出したのなら、せめて8:30に出してあげてよ!

Abalance(旧リアルコム)、作成済みの「決算発表の延期」IRをなぜか4日遅れで発表し市場参加者を嵌め込んでしまう結果に

Abalanceは元々リアルコムという社名の評判の悪い企業だったため決算延期は粉飾等が連想されAbalance株はストップ安張り付きました。

延期を前倒し

2023年8月17日、引け後突然Abalanceは決算の延期の前倒し(21日予定が1日営業日前倒しで18日に)を発表しました。

これで粉飾懸念は後退しPTSは+12%前後と急騰(発表直後の引け後のPTSでは翌日のストップ高より高い株価で約定したのもありました)。

決算前にストップ安・ストップ高含んでこれだけ乱高下されるとホルダーは心が持たないですね・・・

終戦(決算日以降)

決算直後の最前線(PTS)の戦況

2023年8月18日、ザラ場は決算延期の前倒しでストップ高張り付きで引けたAbalance株。

いよいよ引け後に運命の決算を発表しました!

通常Abalanceは16:00に決算を出すことが多いのですがこの日は16:00になっても決算が出ません。

「17:00」なのか?と油断させての16:10(※PTSが閉まっている時間)に決算を出すという奇襲!

2023年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

これを受けて16:30のPTS開始とともに売りが殺到!敗戦を悟って撤退するAbalanceホルダーの早押し大会が開催されました。

我先に撤退するホルダーに指導者は「PTSストップ安張り付きは決算を読んでない者の狼狽売りによるバンドワゴン効果によるもの。一人一人が売りを引っ込めればプラ転する」と鼓舞しました。

https://twitter.com/pirania0630/status/1692481969769394684

いや、20分あれば読み込めるでしょ・・・てかこういうからには本人は絶対売ってないですよね。
※売り注文を取り消すと、また売り注文を出しても順番の一番最後に並び直す事になります

焦点

PTSストップ安の主な理由は2024年6月期通期予想が堀内氏の以下の発言通りの数字になっていないからと思われます。

  • 10月にセル工場が稼働してからは利益が約2倍になる
  • 従って2024年6月期通期予想は利益が約1.5倍(EPSは約590円)になる

しかしこの数字(↑)については6月30日に行われたセミナーの中期経営計画の数字(↓)とほぼ一緒(純利益が10億違うだけ)であり、その数字はセル工場稼働を織り込んでいない(?)ため、今回の2024年6月期通期予想もセル工場稼働で利益が2倍になるのを織り込んでいない数値(?)という可能性があります。

引用:IRセミナー資料(東京都中央区八重洲会場における2023年6月30日開催分)

その他PTSでストップ安まで売られた原因は以下も考えられます。(※以下文中の今期=2023年6月期、来期=2024年6月期)

  • セミナーで今季業績上振れると言っていたのに上振れなかった(むしろ営業利益下振れ:14,000百万予想→13,565百万実績
  • QonQで減収減益で特に利益が大きく減少だったので来季に対する不安が増幅
  • 今期が上振れると言っていたので、来期予想は例えセル工場稼働分を除いても第四工場稼働分や円安の恩恵等で当然中計より上振れると考えていたが中計とほぼ同じだった
  • 四季報予想(売上255,000、営業利益23,000、純利益6,000、一株益517.9円)以下だった
  • 決算と同時に発表する予定だった新中計に期待していたのに出なかった

新中計については本決算でも今後発表予定というステータスでした。また何かしらの企業価値向上施策が示唆されました。

ていうか、中計とほぼ同じ数値なのにどうして決算延期したの?
ていうか、セル工場稼働で利益2倍分を織り込んだ予想か否か明言しとけばいいのに
ていうか、そもそもセル内製化したら本当に利益2倍になるの?

Abalanceは中国でウイグル族を強制労働させて作ったセルを輸入(全体の約7割)して太陽光パネルを組み立ててアメリカに輸出している(※Viceroyの主張、Abalanceは否定)ため、中国産の太陽光パネルを輸入禁止しているアメリカへの迂回輸出であるとViceroyに口撃されています。セルの内製化はそれを回避する意味があり、それは利益2倍になる以上に重要な事です。

尚、決算の貸借対照表を見ると建設仮勘定が前期の17.57億から73.83億と増えているため、Viceroyの「建設許可証がなくセル工場を作っていない」という口撃は嘘の可能性が高まりました。

部外者なのに堀内砲

8月19日夜、藤本氏のYouTubeで堀内氏(買い煽りでViceroyと最前線で戦っていたのに決算前に退職した元AbalanceIR担当役員)がお気持ち表明。

Abalance(旧リアルコム)、一連の嵌め込み劇に元IR広報室長の堀内信之さんが異例の釈明と法的措置の牽制で火に油を注ぎ残当の株価ナイアガラ

「極めて好調であったとの発言に嘘偽りはありません」
「私の信用失墜につながる悪質な書き込むも目立っており法的措置も視野にいれ弁護士とも協議しております」
「目先の売り煽り書き込みに惑わされず期待していただけましたら」
「4Q悪かったのはベトナムで停電があって出荷出来なかったからかもでただの期ずれ。そのせいで商品在庫は増えている」

いや、堀内さん、「戦争が起きようが天変地異が起きようか大丈夫」って言ってたのにたかが停電で業績悪くなるの?!

8月21日以降を追記

8月21日は寄らずストップ安張り付き。
夜のPTSではストップ安で寄ってストップ安張り付き。
8月22日は前場にストップ安で二回寄ってストップ安張り付きました。

しかし昼休みに以下のIRを発表。
Newsweek International 掲載に関するお知らせ
過去に掲載されていただけのしかもお金を出して書いてもらった広告記事なのになぜか今頃発表し、買いの見せ板もあって後場はGUスタート。

しかしこれもバケツリレーになっただけで新たな捕獲者を出しストップ安張り付きで引けました。

Viceroyに「広告記事だろ!」と突っ込まれていました。

投資カテゴリの最新記事