事件
2022年7月10日の参議院選挙投開票まで後二日と迫った8日、本来長野県に応援演説に行く予定だった安倍元首相は急遽行先を奈良県に変更(長野で応援予定だったタレント候補松山三四六氏に文春砲「10年前に20代の女性と不倫、妊娠させ、人工妊娠中絶同意書に偽名で署名した」があったため)。
選挙演説中の11:30頃に突然銃声が二発轟きました。
奈良県立医科大学附属病院へ搬送
17:03御逝去
凶器
当初猟銃と報道され、奈良県警は拳銃と発表しましたが、自作銃の模様
家宅捜索で押収された別の自作銃。その他爆弾等多数見つかり、近隣住民に避難命令が発動されました。
犯人
山上徹也容疑者(41)
奈良県大宮町在住(家賃3万8000円)
郡山高校(応援団団長・文芸部) ※寡黙で大人しく応援団はギャップ。友達も少ない。
海上自衛隊(自殺未遂)
FPや宅建取得→コジマ表彰(月1608万8177円売上)
堀場製作所
飲食店やフォークリフト運転を転々(氷河期派遣バイト)
2020年~2022年5月 京都の工場で派遣社員(フォークリフト)→本人都合で退職
動機
山上容疑者は特定の宗教団体(統一教会)の名称を挙げて「恨む気持ちがあった」と説明。その上で
「(父親が死亡後)母親が宗教団体にのめり込み、多額の寄付をするなどして自己破産し、その後も金を納め続けていたため、許せなかった」
※兄は大病と生活苦・借金苦で自殺
「宗教団体トップの殺害を計画したが難しく、(安倍氏が統一教会へ送った)メッセージの動画を見て安倍氏と関係があると考え、昨秋殺害を決めた」
※前日7日の安倍氏の岡山演説にも暗殺のため訪れていた
「自分が安倍氏を襲えば、宗教団体に非難が集まると思った」
「安倍元首相の政治信条に対する恨みではない」
「爆弾を作ろうと思ったが、ピンポイントで狙える爆弾がつくれなかったので銃をつくった。無関係の一般人を巻き込みたくなかった」
「1回で6発発射できる仕組みだった」「部品を集めて去年の春頃に作り始め、今年の春ごろに完成した」
と供述。
犯行前に旧統一教会の信者の子供問題についてブログで取り上げていた男性の元へ送った手紙(面識なし)
岸田首相
各国弔意・葬儀
●トランプ元アメリカ大統領
首相在任中のアメリカ大統領、トランプ氏は自身のSNSで即座に声明を発表
また、葬儀への参列を希望。
●バイデンアメリカ大統領
「友人である安倍晋三元首相が選挙活動中に射殺されたというニュースに私はぼうぜんとし、憤慨し、深く悲しんでいる。日本にとって、そして彼を知るすべての人々にとっての悲劇だ」
「日米同盟と日米国民の友好を唱えた人だった。自由で開かれたインド太平洋という彼のビジョンは今後も続く」
「攻撃を受けた瞬間も彼は民主主義に携わっていた。暴力による攻撃は決して容認できるものではなく、銃による暴力は常に地域社会に深い傷痕を残す。米国はこの悲しみの瞬間にある日本とともに歩む」
アメリカ政府は安倍元首相弔意のため全政府機関で10日間半旗掲揚。
●台湾
安倍元首相悼み政府機関や学校で半旗(与野党合意)。また随所で哀悼メッセージ。
●その他ブラジル・インド等各国で服喪
●弔意、259カ国・地域から1700件
●葬儀は人が溢れて献花中止
●弔辞
市場の反応
日経先物約450円急落してリバウンド
個別銘柄はこれで自民党圧勝が連想され防衛費増額思惑(選挙後の岸田首相の目玉政策)三菱重工が後場一時高値更新の+5%
その他マネゲ系では以下の通り。