世界で初めてビットコインを法定通貨としたエルサルバドルはどんな国?

世界で初めてビットコインを法定通貨としたエルサルバドルはどんな国?

ビットコインを法定通貨とした理由

・貧困国であるため他国への出稼ぎが多いが、出稼ぎに出た人も国内の家族も銀行口座を持てない(国民の7割が銀行口座を持っていない)ので送金が出来ないがビットコインであれば送金可能

・出稼ぎ労働者の送金手数料は4億ドル(440億円)になり、これを低下させたかった

・度重なる政情不安・クーデターが起きているがビットコインであれば政府の信用は関係ない
 ※ただし従来の法定通貨の米ドルもエルサルバドル政権の信用は関係ないですが

※事前世論調査で7割の人が反対

市場の反応

「噂で買って事実で売れ」の格言の通りか、エルサルバドルがビットコインを法定通貨とした直後に暗号資産全面的に暴落(2021年9月8日)

ビットコインの週足チャート (2021年9月8日)

世界一危険な国

世界経済フォーラム(World Economic Forum)が2018年10月16日に発表した報告書「世界競争力報告(Global Competitiveness Report)」で世界で最も危険な国に。

マラス(ギャング)により殺人事件が2017年に約4000件。殺人発生率世界最悪。

外務省の渡航危険情報(2021年)

歴史

【概略】スペインの植民地から一緒に独立した中米5カ国で同盟をしたり戦争をしたりしていたが、国内で政権・左派・右派の内戦をするようになり、ようやくて政情が安定するもギャングにより治安が悪くなっている

1525年 スペイン人がサンサルバドル市を建設後、グアテマラ総督領に編入
1821年 第一次メキシコ帝国に併合される形でスペインから独立
1823年 第一次メキシコ帝国崩壊に伴い中央アメリカ連合州(旧グアテマラ総督領五州)の一つとして独立
1824年 中央アメリカ連邦に加盟
1841年 中央アメリカ連合州の瓦解に伴い暫定的に分離独立
→アメリカ合衆国に併合を求めるも拒否される
1896年 エルサルバドルを中心にしてホンジュラス、ニカラグアとともに中央アメリカ大共和国が設立
→1898年崩壊
1907年 メレンデス一族の独裁
1931年 マクシミリアーノ・エルナンデス・マルティネスがクーデターでメレンデス一族から政権を掌握し専制体制
→独裁に反対する共産党員や、西部のピピル族などおよそ3万人が虐殺される
1944年 クーデターでマルティネス独裁体制崩壊、その後もクーデータによる政権交代が相次ぐ
1966年 大統領選挙によってエルナンデス政権が発足
1969年 ホンジュラスとサッカー戦争(100時間戦争)が勃発
1979年 クーデターにより革命評議会発足
※エルサルバドル政府(アメリカが支援) VS 右翼ゲリラ(ARENA) VS 共産ゲリラのファラブンド・マルティ民族解放戦線(FMLN)で泥沼の内戦が1992年まで続く
1989年 クリスティアーニ大統領(ARENA)就任
1992年 国連の仲介で政府とゲリラの間で和平合意調印、内戦終結
1994年 選挙でカルデロン大統領(ARENA)就任、第二党は FMLN
1999年 フローレス大統領(ARENA)就任
2001年 旧通貨コロンに代わり米ドルを法定通貨に
2004年 サカ大統領(ARENA)就任
2009年 フネス大統領(FMLN)就任
2014年 サンチェス・セレン大統領(FMLN)就任
2019年 ブケレ大統領(GANA)就任
2021年 ビットコインを法定通貨に ※米ドルも法定通貨のまま

幸乃ちゃん
幸乃ちゃん

アメリカ、せっかく領土増えるのに併合依頼を断っちゃうぐらいヤバイ国だったんですね・・・その後もクーデターばかり・・・併合しなくて大正解

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