2022年冬季北京五輪、覚えておきたい事のまとめ(前半)

【スピードスケート】中国反則のフェイクニュース

以下の動画が拡散され中国人選手が悪質な反則をしていると印象操作が行われました。しかもこのプレーで失格になったのはハンガリーの選手という事で審判も不正に加担していると拡散されました。

しかし、これは一部分だけの切り抜きで全体を通して、又は違う角度で見るとハンガリーの選手が妨害をしているように見えます。

真実としてはハンガリー選手の反則が正しく、中国選手が悪いように拡散されたのはネットでよくある切り抜き印象操作でした。

「鳳凰網体育の微博アカウントは、リューが失格になった理由を解説。まず、任を追い抜こうとした際に先行者を保護するルールに反して危険な割り込みを行い、任をコース外に押し出したこと、次にゴール直前でリューが左足を横に広げ、競り合っていた任を妨害しようとしたことの2点を挙げた。」

幸乃ちゃん
幸乃ちゃん

他にも中国有利の疑惑の判定があった後で拡散されたので皆最初は信じちゃいましたよね

【スピードスケート】中国反則のトゥルーニュース

リンク上のブロックを対戦相手のスケートに投げて転ばせています。ネットでは「マリオカートみたい」と言われていました。また、あまりの鮮やかさに「むしろこういう競技なのでは?」との声も。

尚、反則をしたのは中国の范可新選手です。

幸乃ちゃん
幸乃ちゃん

何回も見返さないと気づけない程の職人芸です。しかも他の選手がブロックを投げているように見せかけています。練習の賜物でしょう。

【スキージャンプ混合団体】高梨沙羅がスーツ規定違反で失格

今大会からの新種目、スキージャンプ混合団体で高梨選手のスーツの太もも部分が規定寸法の最大許容差より2センチ大きく、一回目のジャンプが失格処分になりました。

※同じ反則で様々な国の5人の選手が失格となっています。

他の選手は審判に怒っているのに高梨選手は泣きじゃくりながらチームメイトに謝罪しているのが世界のマスコミでは驚きをもって伝えられ、ルールと審判について物議を醸していました。

高梨選手はインスタグラムで謝罪文を投稿。

これにチームメイトの佐藤幸椰選手がツイッターで反応。

高梨選手や他の失格になった選手の証言ではいつもと計測方法が違い、再計測を求めたが拒否されたそうです。失格になったのは女子・強豪国だけであり、個人戦でも同じスーツを使用しており、釈然としない結果となってしまいました。

幸乃ちゃん
幸乃ちゃん

尚、日本は4位でした。高梨選手の一回目が失格になっても、その後チーム全員で頑張って順位を8位から4位まで上げたのはメダルを取るより感動でした

【フィギュアスケート男子】羽生結弦SPで4回転サルコー失敗のとばっちり

羽生選手がショートプログラムで最初の4回転サルコーが1回転になるミスをしたのですが、その理由が氷に穴があったからで、羽生選手の前に滑っていたロシアのモザレフ選手が犯人とされ、羽生選手のファンから脅迫が行われるとばっちりがありました。

幸乃ちゃん
幸乃ちゃん

理不尽ですね・・・

尚、結果は以下の通りでネーサン・チェン選手が圧巻の演技で断トツの金メダルでした。

金 ネーサン・チェン【アメリカ】332.60
銀 鍵山 優真【日本】310.05
銅 宇野 昌磨【日本】293.00
4 羽生 結弦【日本】283.21

しかし、羽生選手の挑戦した4回転アクセルは公認大会では世界初の認定となりました。

【スノーボード男子ハーフパイプ】夏冬五輪出場の平野歩夢圧巻のエア

昨年夏の東京五輪でスケートボードに出場した平野歩夢選手、早くも冬の五輪のスノーボードハーフパイプで登場。
夏冬出場は史上5人目

スノーボードのレジェンド、ショーン・ホワイトの引退試合でもあるこの大会で、レジェンドの目の前で公式戦では世界で平野選手しか成功していないトリプルコーク1440を1~3回目全てで五輪史上初成功で見事金メダル

北京五輪のコース制作者が「トリプルコーク1440のために作ったハーフパイプと言っても過言ではない。その技なしにこの大会に勝てるとは思いません」と言っており、対戦相手だけでなくコース制作者にも勝った平野選手。

また、平野選手は新技を披露する事も考えていたようですが、二回目で納得のいかない減点となった事で怒りを力に変え、新技を封印してでも二回目と同じ構成でパーフェクトな演技を三回目で行い、二位からの見事な逆転金メダルとなりました。

二回目の減点についてはスノーボード界のレジェンドも納得いかなかった様子。

「米メディアによると、米NBC解説を務めたレジェンドは我を忘れた様子で「ちょっと待て。あり得ない。あり得ない!91・75点だって?」と吐き捨てた。さらに「私に関して言わせてもらえれば、ジャッジに対する信頼感は吹き飛んだ」と続けたという。

批判は止まらず、リチャーズ氏は「ハーフパイプ史上最高のランだった。どこを減点するんだ?こんなことが起こるなんて信じられない。正直に言わせてもらうと“茶番”だ。腹が立って仕方ない」とぶちまけた。さらに「危険な技の中でも最も危険な技が報われないのなら、トリプルコークをすることに何の意味があるのか?」と訴えた。

平野歩が3回目に同じルーティンでトリックの高さと完成度を高めて96・00点を記録すると、リチャーズ氏はようやく「正義だ」と語ったという。

平野歩夢の2回目採点にスノーボード界のレジェンド激怒「どこを減点?茶番だ」 逆転に「正義だ」と

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