【オルツ】AIクローンのオルツ上場6か月で不正会計?!売上もクローン、自社開発LLMもChatGPTのクローンなのか?【260A】

【オルツ】AIクローンのオルツ上場6か月で不正会計?!売上もクローン、自社開発LLMもChatGPTのクローンなのか?【260A】

状況

生成AIでデジタルクローンを作り少子化社会の労働者不足問題の解決や人間の労働からの解放を目指すという、とんでもなく夢のある目標を掲げながらその実態は議事録自動作成ソフトの会社であるオルツ。

夢の未来を実現するため社員のAIクローンに給料を払うという画期的な試みもしていました。

オルツ、世界初、社員のAIクローンに給与支給開始 〜生成AIを活用したAIクローンで労働と給与の改革を行い、生産性向上と経済的メリットの両立に挑戦~

今はまだ議事録の会社でも、デジタルクローンは投資期間(研究開発)故に大赤字でも、キーエンスを始め大企業と多数業務提携をしており技術は「本物」であると期待されていました。

その夢の大きさに上場後盛り上がる事はありましたが、決算が冴えないため、また上場後180日ロックアップも解除されその売り圧力が警戒されてか株価は調整していました。

※公募価格540円

不正会計

2025年4月25日、オルツは売上過大計上の可能性により第三者委員会の設置と決算の延期を適時開示しました。

『第三者委員会設置及び2025年12⽉期第1四半期決算短信の開⽰が四半期末後45⽇を超えることに関するお知らせ』

発表後、PTSは少しの逃げ場の後ストップ安張り付きました。

「一部の販売パートナーから受注し計上した売上」が未使用アカウントのため証券等監視委員会に指摘されたのですが、実はオルツは売上の54%を販売パートナー・ジークスに頼っており不正が疑われるのがジークスだった場合、業績に与える影響が大きいからです。

有価証券報告書-第11期(2024/01/01-2024/12/31)

また、オルツの宣伝広告費45.8億は売上比率75%という異常値であり、販売パートナのジークスはIT企業ではなく宣伝広告企業である事から、ジークスを経由した循環取引が疑われました。

オルツホルダーは憂鬱なゴールデンウィークを過ごす事になりました。

内部告発

土曜日、投資系YouTuberの田端氏がオルツの元社員の内部告発動画を上げました。

※内部告発者(元社員)の当時の感覚で売上の95%が架空っていうのは衝撃的でした

水増しじゃなくてほとんど架空なの!?

他にもオルツは自社開発LLMを持っているのが最大の売りでしたが、なんと中身はChatGPTという疑惑も出てしまい割高な株価の大部分を占めるが破壊されました。

更に日曜日、田端氏の元に内部告発が相次いだようで、追撃の動画が上げられました。

循環取引、バーター営業、架空取引、自爆営業等を指摘

ブラック企業や経営陣がヤバい企業、問題起こすと内部告発相次ぐ問題

運命の月曜日

当たり前ですが寄らずストップ安張り付き(流通株式のほぼ全てが売りに出る)でした。

引け後の夜、田端氏がオルツの内部告発動画第三弾を公開し、なんと米倉社長自らが大手広告代理店ADK(アサツーディケイ)から循環取引(※不正会計)のスキームを引き出した資料を社員に自慢気に説明していた事を明らかにしました。

Zyxとはオルツの販売の54%を占めるジークスの事であり、最悪のパターンがほぼ確定しました。

これ不正会計の教科書に出て来る循環取引の典型的な図・・・あまりに古典的過ぎる・・・最新AI企業が・・・しかもサブスク2.0とか錬金術とか言ってるし!

オルツの社長は古典的な循環取引を「サブスク2.0」と、さも自分が開発した画期的なビジネスモデルかのように言ってるって事は、もしかして循環取引(違法)を知らずに有頂天になってわざわざ資料作って社員に自慢してた可能性も微レ存

水曜日

Comming Soon

ネットの反応

オルツは1円ストックオプションを乱発していたのも批判の対象となりました。

尚、オルツはストックオプションは1円で発行するのに時価総額は1兆円を目指していました。

AIのオルツがブチ上げる「5年後時価総額1兆円」への道筋

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