事件
2023年4月16日、統一地方選挙後半戦の応援演説に和歌山雑賀崎漁港を訪れていた岸田首相に爆弾が投げ込まれる事件が起きました。
一部始終の動画です(NHKから引用)
岸田首相の足元(約1メートル)に投げ込まれた自作パイプ爆弾
二本目を用意する犯人
異変に気付いた漁師二名が阻止する
取り押さえられる犯人
詳細な報道
凶器
安倍元首相襲撃の時は自作銃でしたが、今回はより制作が簡単な自作パイプ爆弾でした。
また、リュックの中には果物ナイフ・液体入りの水筒・粉末入りの小瓶・30cm四方厚さ2mmの金属板もあったそうです。
家宅捜索の結果、金属製とみられる管や工具類、火薬の可能性がある粉末が押収されました。
犯人
無職・木村隆二(24)容疑者(兵庫県川西市在住)
同級生と思われるアカウントが暴露(真偽不明)をしましたが取材依頼で鍵垢逃亡しました。
謎の垢「木村隆二ことキムソンと同級生だった!反安倍だった!」ネトウヨ「在日だぁぁ」メディア「取材させて」→逃亡
報道のまとめ
- 兵庫県に次男(姉・兄一人づつ)として生まれる
- 小学生時代は明るくリーダー的存在で将来の夢はパティシエか発明家
※こちらの言ってる事がうまく伝わらない子で母親が子育てに悩む、またそのせいかこの頃クラスで浮き始める - 兵庫県川西市の中学に進学するも陰キャになりイジメで不登校ぎみ
- 父親(トラック運転手で粗暴)の怒鳴り声が聞こえ家庭不和
- 父親が家を出る(別居?)
- 高校進学後就職
- 母親との仲は良好で趣味はギターとガーデニング
- 市議会議員の市政報告会参加し「被選挙権25歳は憲法違反」訴え
「川西市議の報酬は良いですか?」
「市議選に出馬したいが、被選挙権が25歳なので選挙に出ることができない」
「被選挙権が25歳なのは憲法違反だから法改正すべきだ」
動機
木村隆二容疑者は2022年に選挙制度の憲法違反を訴えた国家賠償請求訴訟(本人訴訟)をしていました。
※年齢制限と供託金(300万円)を用意出来ず立候補出来なかったのは違憲として国に10万円の損害賠償を求めて提訴→棄却後控訴中
その中で以下のように主張しており、動機の手掛かりとなりそうです。
- 「岸田内閣は故安倍晋三(元首相)の国葬を世論の反対多数の中で閣議決定のみで強行した。このような民主主義への挑戦は許されるべきではない」
- 参院選の被選挙権の規定には合理的理由がなく、成年の被選挙権を侵害しており成人でありながら年齢で立候補出来ないのは差別
- 年齢要件や供託金制度を定めた現行の選挙制度は普通選挙ではなく、制限選挙
- 「制限選挙」によって組織票を持つ既存政党・政治家に有利な仕組みが作られたため、岸田内閣による安倍氏の「国葬強行」のような「民主主義への挑戦」が可能になっている
- 安倍晋三(元首相)が政治家であり続けられたのは、旧統一教会のような組織票を持つ団体と癒着していたから
- 既存政治家は国民の信任を得ずとも統一教会の組織票で当選し、利益を不当に独占し、国民に損害を与え続けている
- 普通選挙(年齢制限と供託金がない選挙を指す)を行っていれば組織票の割合は下がり、議会制民主主義は保たれる
あ~・・・思想的な背景はないと思われていましたが、これは典型的なアベガー思考ですね
余談
ネットで盛り上がっていた与太話です。
SP聴衆に爆弾キック
岸田首相の近くに転がって来た爆弾をSPが聴衆の方に蹴り返してネットがざわついていました。
まぁ聴衆じゃなくて首相を守るのが仕事だからしょうがない
自作自演疑惑
参政党の田中よしひと氏が自作自演だと言って炎上して謝罪して党の要職を辞任しました。
※他にもネットでは自作自演だという人が多数みられました
参政党って陰謀論大好きな人達の集まりだからね~・・・
雑賀漁師最強説
当然ですが、犯人を取り押さえた二人の漁師は賞賛されていました。
岸田首相は直接感謝の電話を掛けました。
手際の良さに私服警官では?との声も上がっており、専門家はヘッドロックをして次の動作を封じた点を褒めていました。
雑賀と言えば戦国最強の傭兵集団雑賀衆!絶対強い!!
散髪命
岸田首相は事件後も千葉等へ赴き予定通り応援演説を続けましたが、なんと最後は散髪までする余裕を見せました。
世界中で速報ニュースになったのに平常運転過ぎ!
ツイッター予告?
事件の二日前に犯行予告と受け取れるツイートが行われていました。
※現在このアカウントを見る事は出来ません
Dies irae(ディエス・イラエ、ディエス・イレ)とは、ラテン語で「怒りの日」を表す言葉であり、キリスト教では「審判の日」を意味します。
またアカウント名「kakumei0415」は革命4月15日(※襲撃は16日)を意味していると思われます。
可能性としては以下が考えられます。
- 木村容疑者の本物で15日実行予定で実行前に削除した
- たまたまいたずらした人のパイプ爆弾風写真が似ていた
→事件を受けて慌てて消した - 事件後に作成された捏造画像(HTML編集すれば誰でも簡単に作れる)
容疑者のツイッターアカウント発見
本当に木村容疑者の物と思われるツイッターアカウントが発見されました。
木村容疑者が行った被選挙権年齢制限と供託金は憲法違反だという国家賠償請求の裁判に関するツイッターです。