概要
コロナがまだ未知のウイルスで世界中が恐怖に震える中、一早くコロナ治療薬を作ると名乗りを上げ、株価短期20倍になった銘柄があります。
投資家の間ではハコ企業(株価操作のための箱として使われる企業、事実バイオ業界と関係ない元民主党政治家が社長をしている事からもハコ企業認定される蓋然性がある)として有名なテラ株式会社です。
オバマ元アメリカ大統領や鳩山元日本首相まで登場し、メキシコイダルゴ州知事まで巻き込み、死者(告発者が謎の自殺だがこの件で自殺したは不明。また本当に自殺かも不明)まで出した国際的詐欺事件です。
死者とはテラ社(及びCENEGENICS JAPAN株式会社、以後セネ社)の暴露録音をYouTubeに上げ、テラ社・セネ社の告発HPを作っていた人物で他にも金銭トラブルがあったとはいえ謎の自殺をしており、その直前になぜかテラ社・セネ社の暴露動画・HPを全て削除していました。
また、テラ社(セネ社)が作った「国際新型コロナウイルス細胞治療研究会(IACT4C)」、「プロメテウス」、「反社会的勢力から公正な市場を守る会」のHPも今はなく、このように証拠が次々と消されていけばいずれこの事件が風化してしまうと思い、それを防ぐのがまとめの目的となっています。
しかし、ハコ企業が公正な市場を守る会を立ち上げるなんてどんなギャグなの・・・
てっきり上場廃止になると思ってたからまとめてなかったんだけど、東証がなんと上場廃止にしなかったんだよね
今後、投資家の人はこのような詐欺を見分けて投資しないように、投機家の人はこのようなチャンスに早く乗って利確出来るように知っておいてください。
タイムライン
頭に入れておくと理解が早くなる相関図です。
【主要登場人物】※現在の役職は変わっています
■セネ社三人衆
藤森 徹也(セネ社社長→退任、テラ社外監査等委員→退任)
竹森 郁(セネ社役員、テラ従業員→退任)
高林 良男(セネ社役員→社長)
■テラ社
平 智之(テラ社長、元民主党衆議院議員)
■テラ社・セネ社アンチ
猫組長(元ヤクザで投資家・評論家で事情通、テラ株の購入を持ち掛けられた事でこの事件に絡む事に)
タカ大丸(テラ告発YouTuber)
告発者(YouTube、告発HPでテラ社・セネ社の内部情報を暴露)→自殺
- 2020年4月24日 募集新株予約権(有償ストック・オプション及び無償ストック・オプション)の発行に関するお知らせ
※マネーゲームの前準備:115万株(発行株式数の約4.92%)ものストックオプションを取締役、社外取締役、従業員に付与。有償分も1株4.37円と激安。これで将来株価が上がったらぼろ儲け・・・株価が上がったらね・・・いや上がるのが分かってたから前もってストックオプション発行してたんだよね・・・ - 2020年4月24日 医療法人社団医創会の債務の医療法人社団オルソ・マキシマスによる債務引受について
※破産した医創会からテラ社が未回収の160万円を医創会の代わりにオルソが支払う - 2020年4月27日 CENEGENICS JAPAN株式会社との業務提携及び新たな事業の開始に関するお知らせ
※マネーゲームの号砲となったIR:セネ社(≒オルソ社)と業務提携しセネ社がコロナ治療薬の治験をメキシコで行い、費用はテラ社が負担する。尚、コロナ治療薬の知的財産権の一切はテラ社に帰属する - 2020年4月27日 第三者割当により発行された第20回新株予約権及び第21回新株予約権(行使価額修正条項付)の取得に関するお知らせ
※資金が必要なのに株価低迷でMSワラントが行使されない(=資金調達が進まない)ので、一旦増資を無かった事にして別途資金調達方法を検討するという事 - 2020年5月10日 猫組長、ツイッターでテラ社(セネ社)と当社業務提携先(ブルオーシャンアソシエイト)が不正な株取引をしていると報告
- 2020年5月14日 新型コロナウィルス(COVID-19)に対する幹細胞治療:臨床試験開始のお知らせ
- 2020年5月28日 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に対する幹細胞治療:臨床試験の進捗および追加臨床研究のお知らせ
- 2020年6月9日 テラの株価はこのマネーゲームの最高値2175円をつける。以後もIRの度に乱高下するも基本下降トレンド
- 2020年6月13日 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)治療新薬開発共同事業に関するメキシコでの臨床試験実施について のお知らせ
- 2020年6月12日 『FRIDAY』が現地直撃取材をもとにメキシコでの治験に疑問符
※タイトル「新型コロナ治療薬開発は本当か? 株価が高騰 東大医科研発の創薬ベンチャー」 - 2020年6月23日 セネ社が「反社会的勢力から公正な市場を守る会」を設立
- 2020年7月4日 テラ社がSPA(猫組長コラム)とフライデー(メキシコ治験疑惑)を刑事告訴
- 2020年7月5日 猫組長がテラ社株式の市場外取引について経緯を暴露
- 2020年7月13日 第6回無担保社債発行に関するお知らせ
※セネ社が10億円でテラ社の社債を引き受ける - 2020年7月28日 東証がテラ社について「業務提携の経過に関する不明確な情報が生じている」として注意を喚起
- 2020年8月26日 デイリー新潮がオバマ大統領がIACT4Cの共同発起人ではないと報道
- 2020年8月26日 株式取得(子会社化)に関する株式譲渡契約書締結に関するお知らせ
※セネ社子会社プロメテウス・バイオテック株式会社の株式の51%を約1.5億円で取得(セネ社から10億調達したのにセネ社に1.5億払ったりとお金のキャッチボールしてるような・・・) - 2020年9月7日 新型コロナウイルス感染症の治療法に関するメキシコイダルゴ州における薬事承認取得のお知らせ
- 2020年9月24日 日経バイオテクがテラ社のコロナ治療薬メキシコイダルゴ州薬事承認の虚偽疑惑を報道
※ついに週刊誌でなく専門誌までも疑惑を報道 - 2020年9月28日 プロメテウスの薬事承認取得に対する一部報道について
※日経バイオテクの報道を否定、あくまで承認は事実であると主張するも日経は刑事訴訟しない模様 - 2020年10月22日 プロメテウスによる治療手続き開始のお知らせ
- 2020年10月28日 第三者割当により発行される新株式の募集並びに主要株主、主要株主である筆頭株主及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ
※テラ社がセネ社に第三者割当で585万株(1株611円:約35.7億円分)調達。後にこの増資が大問題に発展します - 2020年11月4日 イダルゴ州知事からセネ社に感謝状が届いたと国際新型コロナウイルス細胞治療研究会のHPで公表
- 2020年11月14日 ここからセネ社への第三者割当増資に関して問題が発覚し、それについてテラ社が怒涛のIRラッシュ。長くなるし謎展開なのでテラ社のIRを中心に概略をここにまとめますが、要は蜜月だったテラ社とセネ社が戦い始めます
【11月14日】セネ社がトレド社から融資(26億円)を受けられずテラ社に第三者割当増資のお金が払えないので払込期日を延期
【11月27日】トレド社はメキシコ治験が虚偽でないと証明されないと融資しないとゴネて入金遅れる。証明されてセネ社に入金したが第三者割当増資の払込期日に間に合わなかったので、セネ社はお金をトレド社に返金(なぜ?)。テラ社としては払込期日は延長されているし速やかにセネ社はトレド社からお金を受け取ってテラ社に振り込んで欲しい。
【11月30日】トレド社はセネ社に26億円を送金しようとしたがみずほ銀行のシステム障害で送れなかったので再び払込期日を延期
【12月2日】セネ社の代表取締役藤森氏(兼テラ取締役)が12月2日付けで退職し保有するセネ社株50%を新代表取締役の高林氏に譲渡
【12月2日】セネ社の取締役竹森氏が12月2日付けで退職しセネ社株25%を新代表取締役の高林氏に譲渡(これによりセネ社株式の100%は高林氏所有となる)
【12月4日】竹森氏がテラ社へ入社
【12月7日】竹森氏がテラ社を合意退職→竹森氏はセネ社に再就職
【12月15日】テラ社が26億円はまだかっ!とセネ社に問い合わせるとトレド社より100万円入金されたので100万円振り込むと謎の解答。残りの25億9900万円は無回答。※払込期日16日
【12月17日】結局セネ社からテラ社に100万円分しか振込がなかったので、その分とセネ社が引き受けたテラ社の社債10億円相殺分の163万株をセネ社に発行した
【12月25日】コロナ治療薬はメキシコイゴルダ州では承認されたものの、メキシコ全土で承認されなかった事から、メキシコで販売出来ないため、テラ社がセネ社から1.5億円で取得していたプロメテウス・バイオテック社の株式をセネ社に返す代わりに1.5億円も返してもらう予定
【1月4日】アセットマネジメント社がテラ社の株式163万株をセネ社より市場外で取得していると大量保有報告書で判明
【1月5日】テラ社が現状を報告
1.セネ社からプロメテウス・バイオテック社の株式譲渡分の1.5億円が支払われない(でしょうね!)
2.セネ社から第三者割当増資違反金10億円が支払われない(でしょうね!)
3.セネ社はテラ株を譲渡したら報告する契約義務があるのに、アセットマネジメント社に譲渡したと思われるのに報告がない
【1月6日】セネ社がテラ株をアセットマネジメント社に売った(単価1株221円)理由公表「資金繰りに困ったから」
【1月12日】業務提携交渉しているデカルト社の大株主のAI社が、テラ社が持つセネ社への1.5億円の債権を同額のデカルト社株式と交換してくれると助け舟(?)
【※セネ社とのいざこざはまだ続きますが、増資関連だけのまとめは一旦終了】
- 2020年11月20日 当社に対して YouTube 上で批判を繰り返す者に対する刑事告訴について
※テラ社、タカ大丸氏を刑事告訴(この頃既にテラ社とセナ社は揉め始めてるのに・・・) - 2020年11月25日 COVID-19重症患者の治療法プロメテウスに関するイダルゴ州Omar Fayad Meneses知事との記者会見について
※タカ大丸氏からイダルゴ州政府に誹謗中傷連絡が入って延期→27日実施 - 2021年1月12日 テラ取締役会(2020年12月14日開催)の録音データがYouTubeにアップロードされる(※消去されているため内容は後述します)→テラセネ劇場(テラ社・セネ社告発サイト)が作られ内部情報暴露開始
- 2021年2月15日 監査等委員である取締役1名(藤森氏)に対する辞任勧告の決議について
※テラ取締役会(2020年12月14日開催)の審議内容を藤森氏がセネ社に聞かせるために盗聴した音声データが流出しインターネットで暴露された上、藤森氏はテラ社よりもセネ社の利益を優先する言動を取っていたので辞任勧告 - 2021年3月6日 セネ社とテラ社に金融庁の強制捜査が入る
- 2021年6月9日 テラセネ劇場(テラ社・セネ社告発サイト)運営者謎の自殺
- 2021年8月6日 社内調査報告書の受領と今後の訂正開示に関するお知らせ
※テラ社が独自に調査して判明した事実
1.セネ社子会社のプロメテウス・バイオテック社は存在しない
2.イダルゴ州を含めメキシコ全州において医薬品が衛生登録(薬事承認)されるという制度は存在しない
3.COFEPRISから衛生登録を受けることによってはじめてメキシコ全土での医薬品の使用が認められる
4.その登録なくしてイダルゴ州のみにおいてプロメテウス治療薬の投与・保険が適用されることはない
5.イダルゴ州保健長官から交付された「イダルゴ州承認書」(※上記2020年9月7日の開示)をもってイダルゴ州において当社が薬事承認(衛生登録)を取得したものと理解することは誤り
→セネ社に対してコロナ治療薬共同開発契約で支払った1億円の返還と第三者割当増資違約金10億円の支払いを求める
尚、セネ社藤森氏は疑惑を晴らすために頻繁にメキシコに行ってレポートしていたのですが、上記の事実が判明した今となっては、あれはただの観光旅行だったのではないかと思えますね・・・コロナ禍なのに!
何をどこから突っ込めばいいんだろう・・・存在しない会社の株券を1.5億で買ってたんですね。メキシコ人のコロナ患者がプロメテウス治療薬で治ったって喜んでた動画は映画撮影だったんですね。存在しない承認制度で承認されたって騒いでたんですね。
まぁ、これ全部最初から色んな人が指摘してたのに、その指摘する人をテラ社は刑事告訴してたんだけど、ちゃんと謝罪したのかな・・・
- 2021年9月6日 セネ社破産手続き開始(テラ社はセネ社に1億円の返金、10億円の違約金の支払いを求めている)
- 2021年10月22日 会計監査人からの監査契約解約通知の受領に関するお知らせ
※テラの監査法人が匙を投げた理由:存在しない会社の株買ってるし、虚偽の資料ばっか出すし、2020年開示の4割修正してるし、こんな会社の監査なんか出来るはずないだろ - 2021年12月15日 テラ社が以下のセネ社関係者を損害賠償請求1億円(当面1億、被告の資産状況が確認され次第拡大)
藤森 徹也氏(セネジェニックス・ジャパン元役員、当社の元社外監査等委員)
竹森 郁氏(セネジェニックス・ジャパン元役員、当社の元従業員)
高林 良男氏(セネジェニックス・ジャパン元役員)
要するにテラ社の言いたい事を一言でまとめると「俺たちも騙された」
えーーー!コロナ治療薬のIR出す直前に従業員含むテラ社関係者に115万株ものストックオプションを発行して全員ぼろ儲けしておいて、しかも鳩山元首相を引き込んだのは平社長(鳩山元首相が証言)で、オバマ元大統領の名前を出したのは詐欺的なのに、それもセネ社3人衆のせいなの?!
SPA!、FRIDAY、デイリー新潮、日経バイオテク、YouTuberとあらゆるメディアに叩かれても頑なにコロナ治療薬を治験してると主張して、相手を刑事告訴したり「反社会的勢力から公正な市場を守る会」(笑)を立ち上げてたのに、自分が被害を受けたら一転被害者側に回るって調子良すぎ・・・
セネ社と業務提携で6日連続ストップ高(一か月で6倍、最終的には20倍)
セネ社と業務提携を発表直後の初動でテラ社の株価は6日連続ストップ高となりました。しかしコロナ治療薬を作るという発表だけではそうはなりません。
理由はテラ社とセネ社が28日に共同で設立した国際新型コロナウイルス細胞治療研究会(IACT4C)の設立共同発起人にオバマ元アメリカ大統領と鳩山元日本首相がいたからです。
鳩山氏は、会見の冒頭で挨拶。「がん免疫の細胞ワクチン療法で高い技術をお持ちのテラ株式会社・平智之社長を通じ、私にお誘いのお話しがあった」と言い、「昨日、私とオバマ元大統領が共同発起人になった」と明かした。
(中略)
東アジア共同体研究所の理事長を務めている立場もあってか「今後は、中国にもこの研究会に参加をしていただけないかと声をかける」と自らの動き方も示していた。
凄く積極的ですね・・・しかしこの人ほんとお坊ちゃまで騙されやすいお人好しですね・・・
まぁテラ社長の平智之氏って元民主党衆議院議員で鳩山グループだから騙されたというかむしろ・・・
オバマ元大統領はIACT4Cの共同発起人ではない?
何のことはない、オバマ大統領は単に成功を祈っているだけなのだ。「共同発起人として当会に参加し」の部分は、原文に全く存在しない。つまり誤訳ですらない。事実無根の文章を勝手に付け加えた“虚偽字幕”と指摘されても仕方ないだろう。
↓オバマ財団の解答抽出
・口頭あるいは書面にかかわらず、オバマ大統領や財団がIACT4Cを支援しているとする、いかなる発言も虚偽である
・鳩山総理の事務所からオバマ財団へ、前大統領に共同発起人になってもらいたいとの招待が届いたが、すぐに財団の国際担当責任者のベルナデッタ・ミーハンから、大統領と財団を代理して丁重に断りの返事を出した
・記者会見で読みあげられたメッセージは作り話で、虚偽の言葉がでっち上げられている。ミーハンが送った断りの手紙を反映していない。(会見で)それを読みあげた女性はオバマ財団のスタッフではなく、彼女が何者で、どの組織に所属しているかも分からない
オバマ財団はかなり激しく否定してますね・・・まぁ国際的詐欺事件の共犯にされる所だったんですから当たり前です
デイリー新潮がオバマ大統領はIACT4Cの共同発起人ではないとの疑惑を報道するとタイトルから事前にバレた事もありテラ株はストップ安。
これを受けてデイリー新潮発売前にIACT4Cは反論文をHPに掲載しました。
コロナ治療薬関連メキシコ動画
もう消されているので見れませんが、初期の頃にテラ社のコロナ治療薬で病気が治ったメキシコ人が喜びながら退院する様子が確かプロメテウスのHPで公開されました。
あまりにも作り物感が凄くてこれを見て騙される人がいるのか?!とこの動画を作ったテラ社(セネ社?)の正気を疑いました。このコント動画を保存出来ていないのが痛恨です。
メキシコイダルゴ州知事がテラ社のコロナ治療薬について感謝を表明する動画です。
これも茶番だったとは、国際的詐欺事件のレベルが高すぎてドン引きです。
テラ社 VS 猫組長
発端は以下のツイート
内容は後に猫組長から公表された「テラ株式会社株式の市場外取引経緯について」に詳しく記載されてますが、猫組長はブルーオーシャンアソシエイト山崎氏からテラ株を市場外で買ってくれと持ち掛けられ、会員にテラ株を推奨していたため利益造反になるので買うことが出来ず、知り合いの井上氏に話を仲介し、井上氏はテラ株を買うためにお金を振り込んだのにテラ株の引き渡しがなくトラブルになっているという事です。
なぜテラ株が引き渡されなかったかというと、契約した時の株価よりもコロナ治療薬マネゲで上がっていたため、売りたくなくなったからと推測されています。
また、テラ社側は山崎が勝手にやった事でそもそも株を売る気は無かったと言っているようです。
これ以外にも要因はありましたが、この日テラ株はストップ安張り付き。
尚、テラ社・セネ社は批判する人物を反社会勢力と決めつけ、「反社会的勢力から公正な市場を守る会」を設立し対抗しています。
今回のマネーゲーム一番のギャグはこれでしたね
元名古屋高等裁判所長が何をやってるんだか・・・汚点を残したな・・・だから法曹界は世間知らずって言われてるんだぞ。テラなんて投資家視点だと絶対関わり合いになってはいけない企業筆頭なのに・・・
積極的に絡んで行った元首相もいますけど・・・
その他の怪しい株取引
テラ社の株式の14.45%を大量保有していたレオスキャピタルワークスがテラ社がセネ社と業務提携のIRを出したその日に相手不明者に大量譲渡していたのです。
この株はCENEGENICS JAPAN株式会社(テラ社と揉めているセネ社の事)が同日・同数量・同一単価で取得したと大量保有報告書を出しているので、レオスからセネ社に渡ったで確定です。
セネ社ってコロナ治療薬の業務提携発表(マネゲってテラ株が暴騰するの確定)が行われたその日に業務提携先のテラ株を大量取得してるんですね・・・
それ以前に、有名ファンドのレオスがハコ企業のテラ株を14%も大量保有してた事の方が色々問題じゃない・・・
テラ創業者の矢崎雄一郎氏が、マネーゲームの発端となるテラ社とセネ社の業務提携IR前後の二回に分けて内田建設にテラ株を大量譲渡しています。
内田建設本社内にセネジェニックスメディカル株式会社(テラ社と業務提携したセネ社とは別だが取締役が同じ竹森氏)が存在し、取締役構成はこのようになっています。
・内田建設:代表取締役 久保田俊明
・セネジェニックスメディカル :取締役 久保田俊明、竹森郁 ※内田建設と住所が同じ
・CENEGENICS JAPAN株式会社(※テラ社業務提携したセネ社):取締役 藤森徹也、竹森郁、高林良男(※テラ社と業務提携時の取締役構成)
内田建設はこの後、テラ株が高値圏にいる7月中旬までに段階的に市場内で売り抜けています。
これって竹森さんがテラ株購入資金を金持ちの久保田さんに出してもらって、竹森さんはセネ社取締役だから当然インサイダー情報持ってて、必然的にテラ株で金儲けしたとしか思えないんですけど・・・
にしても、住所が同じで社名が似てるってダミー会社だからって雑に作り過ぎなような・・・
後日談:2022年2月4日、実際に竹森被告、久保田被告は逮捕されました。
「新型コロナウイルスの治療薬開発事業を進めていたジャスダック上場の医療ベンチャー「テラ」のインサイダー取引に関与した疑いが強まったとして、警視庁捜査2課は4日、横浜市の建設会社社長、久保田俊明容疑者ら3人を金融商品取引法違反容疑で逮捕した。」
テラ社・セネ社内部告発者
発端は2021年1月12日に突然YouTubeにアップされた2020年12月14日開催のテラ取締役会の録音データ。
バイオ企業の取締役会は治験中の新薬の話で素人には意味不明でつまらないと思いきや、テラ社の取締役会はいかにIR芸でイナゴを集めて株価を上げるかを議論しており、さながら仕手会議。
残念ながら動画は削除されていますが、その時の市場の反応は以下で確認出来ます。
尚、この録音データはテラ社によると、藤森氏(テラ取締役にしてセネ社長)がセネ社関係者に聞かせるために録音しておいたのが流出したとの事。
告発者はYouTubeを使った秘密録音暴露に限らず、告発HP「テラセネ劇場」を作って暴露を続けました。
告発者はセネ社に知人と会わせて5億円出資していたものの、その実態はバイオ企業ではなくテラの株価だけを気にする仕手企業である事に驚き、竹●氏に裏切られたとの思いから告発を行ったとのネットの落書きがあります。
しかし、告発者は謎の自殺をします。しかも自殺まで追い込まれた人が、なぜかテラ社の秘密録音暴露のYouTube動画とテラセネ劇場のHPは全削除していたのです。
告発者は有名な起業家で、その自殺は当初多くのニュースサイトで速報されましたが、驚くべきことにその記事のほとんどがすぐに削除されていたのです。
一体どんな闇の力が働いたのでしょう?
YouTube動画
セネ社竹森氏がコロナ治療薬について説明している動画です。
タカ大丸氏はリアルタイムでYouTubeにテラ告発動画を上げていた人物です。
以下のその第一弾で、なんと2021年末時点で88弾まで投稿されています。
数多過ぎて、流石にまとめ動画が作られないと、見る気にならないですね
テラと政界の繋がり
アンジェスが政界と強いパイプを持っている事は有名ですが、テラも政界と繋がりがあります。
2022年2月25日、この事件の捜査に進展がありました。
飲食店経営会社(テラの増資を引き受けた会社)の口座には数十万円しかなかったのに、75億円超の残高があるとする書類を偽造してテラ側に示していたという。
インサイダーに続き、金融商品取引法違反(偽計)でも逮捕された事になります。
この際、別の会社も捜査されたようです。
大樹総研に家宅捜索が入ったということは、同社の総師であり政財界のフィクサーと呼ばれる矢島義也氏(本名:義成)も捜査対象になっているものと思われる。
政界の中枢と深くつながる大樹総研への家宅捜索の一報は、瞬く間に永田町を駆け巡り、「矢島が逮捕なら、安倍、菅政権のヤバイところが全部、ひっくり返されてしまうんじゃないか」と話す自民党の議員もいる。
テラと密接に関係しているのが“政界フィクサー”として知られる「大樹総研」のトップ、矢島義也氏。2016年5月29日に東京都内のホテルで開かれた矢島氏の結婚式には、当時の菅義偉官房長官、二階俊博総務会長、野田義彦元首相ら政財界の錚々たる顔ぶれに交じって、テラの社長(当時)も出席していた。
~中略
銀座などでの豪遊で知られる矢島氏は、東京にまん延防止等重点措置が適用される頃まで、旧民主党の松野頼久元官房副長官を連れて飲み歩く姿が目撃されていた。
テラのインサイダー事件の調査の手が大樹総研にも及んだ事により、政局に繋がるかが注目されます。
終幕
2022年8月5日 18:00突然の破産開始IR。
ウルフ村田「(テラは)もう一回やる確率99%」
破産する確率99%の間違いでは・・・
ネットの反応
裁判結果
2022年2月25日に金融商品取引法違反(偽計)で逮捕されていた竹森容疑者に2023年3月24日判決が出ました。
「インサイダーは絶対にやっていません」の竹森郁さん、散々煽り倒したコロナ新薬が全て嘘だったテラ絡みの金商法違反(偽計取引)で懲役3年執行猶予5年の有罪判決
懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役4年)
何億円も金儲け出来てこの量刑では金融犯罪なくなりませんね