やり方
- 丸ごと・・・手間が掛からないが有効エキスが出にくい
- 穴を空けて丸ごと・・・手間が掛からず有効エキスも出る
- 輪切り・・・種などが出るのでネットやガーゼで包む必要がある
- 皮のみ・・・ネットやガーゼで包む必要があるし果汁の有効エキスがない
- 果汁のみ・・・皮の有効エキスがない
柚子は種が多いので輪切りは微妙で、串等で刺して穴を空けて丸ごとが一番良いと思います。
効用
- クエン酸(主成分)、酒石酸・・・肌の引き締め(収れん作用)、酸性であるため悪玉菌の殺菌効果及び汗腺に吸収された場合体臭の原因になるアンモニア発生の軽減効果。また肌の古い角質を取り除くピーリング効果があるとされ肌荒れやくすみ、ニキビなどの改善
- ペクチン・・・皮表柔軟化による保湿作用
- α-ピネン、シトラール・・・皮膚への局所刺激による抹消血管拡張作用(血行促進作用)
副作用
- リモネン・・・リモネンが酸化するとピリピリする事がある(皮膚刺激)
- 柑橘系精油・・・柑橘系精油に含まれるフロクマリン類が紫外線を浴びると、肌に色素沈着や炎症等が起きる事がある(光毒性)
柚子風呂は夜入るのが良いと言われているのは、紫外線による光毒性があるからです。
また冬場は肌が乾燥しやすく、敏感肌や乾燥肌の人は控えた方が良いかもしれません。
その他特筆事項
クエン酸やリモネンは洗剤に使われており、しつこい汚れも良く落ちます。ついでに掃除もすれば一石二鳥です。
クエン酸は酸性のため浴室(特に大理石製・アルミ製・鉄製の浴槽)を傷める可能性があるので、追い炊きはしないようにし、浴槽は水で良く流しましょう。
実体験
柚子の木がある場合、大量に手に入るので皮に傷があったり小さかったりする食べるのに適さず処理に困っていた柚子を大量消費する事が出来ます。
勿論インスタ映えを狙う場合は綺麗で大きな柚子でやった方がいいです。
何か所も刺せば刺すほどエキスも出ますが、穴が大きいと種が出て来るので気をつけてください。
この量でやってもお風呂に浸かっている時はほのかに柚子の香りがする程度です。
しかし、一度外に出て鼻をリセットして浴室に戻ると豊かな柚子の香りで満たされている事に気づきます。
入浴時から肌にぬめり気があります。
ただし入浴後に肌の乾燥がいつもより気になりました。どうやらピーリング効果により古い角質が取れているので最後にシャワーで洗い流し、乾燥が気になる箇所は化粧水で保湿するのが正しいクエン酸ピーリングのやり方のようです。
私は男性なのでそこまでしませんが、加齢臭軽減効果の方を期待しており、確かに体臭は軽減されていると思いました。