【メタプラネット】2024年世界の株式で一番上がった銘柄の大暴落に群がった投機家の末路やいかに?【ビットコイン企業】

【メタプラネット】2024年世界の株式で一番上がった銘柄の大暴落に群がった投機家の末路やいかに?【ビットコイン企業】

背景

ビットコインバブル

2024年11月5日投開票が行われたアメリカ大統領選挙はトランプ氏の圧勝で幕を閉じました。

引用:NHKアメリカ大統領選挙2024年 開票結果

トランプ米大統領は「米国をビットコインの首都にし、仮想通貨で超大国になる」と宣言しています。
※トランプ氏も2024年11月時点で540万ドル相当の仮想通貨を保有。内訳は「ドナルド・トランプ氏、540万ドル以上の仮想通貨を保有判明」参照

しかもトランプ大統領を全力で支えたのはビットコインを大量に保有するテスラの創業者イーロン・マスク氏であり、お気に入りのアルトコインは「ドージコイン」と暗号資産に造詣が深いです。
※イーロン・マスク氏はトランプ政権で米政府効率化省を率いる事になりますがその組織名を「DOGE」にする程

トランプ大統領の宣言に呼応して、シンシア・ルミス上院議員は、「2024年ビットコイン法案」を提出します。
財務省が5年で100万ビットコインを購入し、準備金として連邦準備理事会(FRB)が保有することを義務付ける内容です。

この動きに米国各州が追随し、約30の州議会で同様の法案が提出されました。

ビットコインはトランプ氏当選で出尽くしとならず更に勢いを増して上昇し、2023年1月の217万円から2025年の高値1700万円まで上げる事になります。

トランプ大統領もこのビットコインバブルに全力で乗っかり、自らのミームコイン「トランプコイン」を買い煽り、なんとその時価総額は一時2.3兆円を記録。
※トランプコインはトランプ氏と家族によってCIC Digital LLCとFight Fight Fight LLCという2つの会社を通じて間接的に保有

さらにメラニア夫人も自らのミームコインを作る節操のなさ・・・しかしメラニア夫人が自らのコインを買い煽り急騰した際、逆にトランプコインが急落するというコントみたいな事が起こきました。

https://x.com/kamome_owner/status/1881097529552683064

マイクロストラテジー

ビットコインバブルを謳歌しているのはトランプ一族だけではないです。

延々とビットコインを買い続けるアメリカの企業、マイクロストラテジーが一番恩恵を受けています。
2000年には不正会計を発表、24件の証券詐欺集団訴訟を起こされ、SECに訴訟され35万ドルの罰金で和解、その後も度々問題を起こしていた会社です。

2020年8月(ビットコインが100万円前後で推移していた低迷期)から転換社債等を発行(2024年11月時点で転換社債を6回発行、その後も発行しまくっている)しビットコインを買い続けていたマイクロストラテジーの株価は約15ドルから高値543ドルと36倍になっていました。

SaylorCEOはビットコインを「人類の頂点に立つ資産」「デジタルゴールド」と呼ぶ強烈な支持者。
2025年2月27日にビットコインの暴落で以下のようなニュースが出た後も平然「ビットコインを売るぐらいなら腎臓を売る」と宣言。

ストラテジー株、史上最高値から50%下落──約6兆5000億円相当の保有ビットコインへの影響は?

今や世界一ビットコインを保有する会社であり、祖業(ビックデータ解析)はどこへやら。

※記事執筆時(2025年2月28日)時点のビットコイン保有ランキング(公開企業)
※引用:CoinGecko ビットコイン を保有する公開会社

更にビットコインを買い増すために資金調達に余念がありません。

マイクロストラテジー、6.6兆円規模のビットコイン戦略を強化へ

メタプラネット

社歴

  • 1999年06月 ダイキサウンド株式会社として設立
    業務内容はCD・レコードの企画・制作・販売
  • 2011年03月 株式会社フォンツ・ホールディングスに商号変更
    ソリューション事業や宝石・飽食品関連事業に進出→撤退
  • 2012年12月 東南アジアで宿泊業や飲食業を展開するレッド・プラネット・ホテルズが資本参加
  • 2013年04月 レッド・プラネット・ホテルズと業務提携
    ホテル運営事業を開始
  • 2014年01月 株式会社レッド・プラネット・ジャパンに商号変更
    飲食事業も開始→2016年6月末撤退
  • 2017年02月 ダイキサウンド株式会社をトラストHDに売却(音楽ディストリビューション事業から撤退)したと同時に、営業活動におけるキャッシュ・フローも5期ぶりに黒字に転換し、ジャスダック上場廃止は回避
  • 2021年05月 節税のため資本金を1円とする
  • 2022年03月 2021年12月期において債務超過となり上場廃止に係る猶予期間入り
  • 2022年09月 エボファンドの子会社であるEVO FUND LLCが株式公開買付けにより、Red Planet Holdings Pte. Ltd.の保有する全株式(所有割合70.50%)を取得
  • 2022年10月 子会社「メタプラネット株式会社」「ウェン東京合同会社 」を設立
  • 2023年02月 社名を株式会社レッドプラネットジャパンから株式会社メタプラネットに商号変更

これは・・・ビットコインを買い出す前のマイクロストラテジーに負けず劣らず酷い・・・

だからこそ潰れそうで時価総額が小さかったからビットコイン・トレジャリー企業を目指すという業務内容一新とトランプ大統領誕生によるビットコインバブルが合わさって株価暴騰したんだよね

ホテル等、経営が上手く行かないから株券印刷業をして株主の金でビットコインを買うだけというノーリスクで楽な道に逃げただけでは?

黙ってろ!

第二のマイクロストラテジーを目指せ

マイクロストラテジーのようなビットコイン・トレジャリー企業を目指して走り出したメタプラネット。

※太文字:資金調達関連

  • 2024年04月08日 ビットコインの購入に関するお知らせ
    初のビットコイン購入宣言第9回新株予約権の譲渡で調達した資金で10億円
  • 2024年04月23日 ビットコインの購入に関するお知らせ
    2億円追加購入を決定
  • 2024年05月07日 ディラン・ルクレールのビットコイン戦略担当の就任に関するお知らせ
    ※ビットコインに特化したヘッジファンドである UTXO マネジメントにて、リキッドファンドのアロケーション戦略を開発し、業界での重要な経験を蓄積した人物
  • 2024年05月13日 メタプラネットの財務管理の戦略的転換およびビットコインの活用について
    ビットコインを買い続け保有し続ける企業になる宣言
    1.通貨価値の低下に対する保護(円下落ヘッジ)
    2.資本市場での投機的裁定取引(増資してビットコインを買う)
    3.事業会社としてのビットコインプロキシ(ビットコインを保有し続ける)
    4.優遇税制(日本は仮想通貨が雑所得で税率50%と高いが株の税金は約20%=ビットコイン現物よりメタプラネット株を買え)
  • 2024年05月20日 取締役候補者の選任に関するお知らせ
    ビットコイン投資やブロックチェーン技術に詳しい外国人5人を社外取締役として採用
  • 2024年05月28日 ビットコインの購入に関するお知らせ
    2.5億円追加購入 ※前事業の子会社ホテル破産手続きの開始も開示
  • 第2回普通社債(保証付)の発行に関するお知らせ
    EVO FUNDに10億円割り当て
  • 2024年06月24日 ビットコインの購入に関するお知らせ
    10億円追加購入:第2回普通社債(保証付)の資金
  • 2024年06月25日 子会社の設立に関するお知らせ
    ビットコインの保有・管理、ビットコインに関連する運用を行う子会社をイギリス領バージン諸島に設立
  • 2024年07月26日 Bitcoin Magazine との戦略的パートナシップに関する覚書(MOU)の締結に関するお知らせ
  • 2024年07月30日 「Bitcoin for Corporations」イニシアチブの創設メンバーシップ参画のお知らせ
  • 2024年08月06日 新株予約権(非上場)の無償割当に関するお知らせ
    株主に対して1株555円で新株予約権を買う権利を割り当てる=株主から約10億円を資金調達
  • 2024年08月08日 資金の借入及びビットコインの購入に関するお知らせ
    MMXX ベンチャーズ・リミテッドに10億円借金(サイモン社長が議決権の過半数を間接的に保有する会社)
  • 2024年10月23日 第11回新株予約権の行使結果(一般投資家分)とそれに伴う発行済株式総数及び新株予約権の売出による譲渡とそれに伴う特別利益の計上に関するお知らせ
    8月6日の株主に割り当てた新株予約権の内72.8%が行使され、残り27.1%はEVO FUNDが行使=約10億円調達完了
  • 2024年10月25日 主要経営指標としての「BTCイールド」の採用に関するお知らせ
    ※要は新株発行前提の手法なので、新株発行完了後の完全希薄化発行済普通株式数で計算しますよって事
    ※バブルが極まって来ると珍しい指標流行る問題、コロナバブル(グロース株)の時は40%ルールがもてはやされました。これはハイグロは赤字前提なのでPERとか使えないためハイグロに一番重要な売上の伸びも企業評価に取り入れた指標
  • 2024年11月05日 コインシェアーズ・ブロックチェーン・グローバル・エクイティ・インデックス(BLOCK インデックス)への採用に関するお知らせ
  • 2024年11月18日 株主優待制度の新設に関するお知らせ
    抽選でビットコインプレゼントしたりする優待
  • 2024年11月18日 第3回普通社債(保証付)の発行に関するお知らせ
    EVO FUNDに17.5億円割り当て
  • 2024年11月25日 日本におけるビットコイン採用を推進する「Bitcoin Magazine Japan」の立ち上げに関する正式合意についてのお知らせ
  • 2024年11月28日 第三者割当による第 12 回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行及び新株予約権の買取契約の締結に関するお知らせ
    EVO FUNDにMSワラントで約95億調達(当初行使価格3288円、下限行使価格1500円、終値2333円)
    ※ついに巨額のMSワラントが発行されるも、もともと増資で資金調達してビットコインを買うと宣言しているし、定款変更で発行株式数が増やされていた(=増資準備)し、この時株価2333円で行使価格が高かったためか翌日株価は無風
  • 2024年12月17日 第4回普通社債の発行及び今後の普通社債(私募債)の発行予定に関するお知らせ
    EVO FUNDに45億円割り当て(※第12回新株予約権95億の内45億を2025年1月に社債償還に使途変更)
  • 2024年12月18日 ビットコイントレジャリー事業の開始に関するお知らせ
  • 2024年12月19日 米国大手 OTC 市場(OTCQX)での(メタプラネット株の)取引開始に関するお知らせ
  • 2024年12月20日 第5回普通社債の発行に関するお知らせ
    EVO FUNDに50億円割り当て(※第12回新株予約権95億の内50億を2025年1月に社債償還に使途変更)
  • 2025年01月06日 第三者割当により発行された第 12 回新株予約権(行使価額修正条項付)の月間行使状況、大量行使、行使完了ならびに第4回普通社債及び第5回普通社債の繰上償還に関するお知らせ
    第12回新株予約権を当初行使価格3288円で全て行使し第4・5回の社債95億円を繰上償還。尚この日の株価3575円
  • 2025年01月28日 第三者割当による第 13 回乃至第 17 回新株予約権(行使価額修正条項付及び行使停止条項付)の発行及び新株予約権の買取契約の締結に関するお知らせ
    EVO FUNDにMSワラントで約1163億調達(当初行使価格5555円、下限行使価格2555円、終値4160円)
    ※なんと1000億を超える巨額のMSワラント(アジア株式市場最大規模)だが、これも当初行使価格が高かったためか、同時に多数出したとんでもない開示のおかげか、むしろ翌日から株価は急騰
    資金調達に関する補足説明資料
    2025年‐2026年 ビットコイン計画

ホテル経営が上手くいかないから諦めて、株主の金でビットコイン買ってるだけなのに・・・こんな壮大な夢を見せられても・・・

21000BTCとは4位のテスラ、3位のギャラクシー・デジタルを抜いて世界第3位にランクインする量となります。※保有数公開会社ランキング

そして2月10日には決算含めて多数のIRを出しました。

↓2月10日に出した適時開示

①赤字企業から生れ変った決算
 ※この時の時価総額2500億に対しては全然だめですが、メタプラネットの価値は保有ビットコイン数

※2024年12月期は営業外利益にビットコインの含み益約54億円を計上

②「継続企業の前提に関する注記」の記載解消

③第6回普通社債の発行に関するお知らせ
 すかさずEVO FUNDに40億円の社債発行(償還は第13回乃至第17回新株予約権の行使によって調達した資金で確保)でビットコインの購入をガンガン進める意思を示します。

④いきり散らかした決算説明資料

平家物語が聞こえる・・・

さらに2月12日には社長がメタプラネット株を空売り(株価が下がると儲かる取引)している機関投資家を挑発する煽りポスト。
しかしモルガン・スタンレーは顧客のファンドの空売り用に貸株の仲介をしているだけであり、自己勘定で空売りをしている訳ではないので、モルガンを煽っても意味がないです。
これは投資素人がよくやる勘違いのポストであり、過去マネゲって株価が上がった会社の社長がやる事例が多数あり、いずれも壮大な天井フラグを建設しています。

それは置いといて1163億円MSワラントを発表した1月28日時点で4160円だった株価は2月13日には7210円まで駆け上がる事になります。
2024年4月8日190円だった株価は2025年2月13日の7210円まで1年足らずで実に約38倍になった
※メタプラネットの発表では2024年に世界の全上場株式で一番の上昇率

ビットコイン購入履歴(2025年2月28日時点)

ビットコインを保有する公開会社ランキング11位

第二のメタプラネットを目指せ

メタプラネットに続けといわく付きの企業が次々とビットコインの購入IRを出し、2025年2月12日には3銘柄ストップ高になります。

それぞれの銘柄は時価総額が小さい程短期急騰を演じます。
※AIフュージョン(元FVC)は暗号資産投資事業を開始する子会社を設立しただけ
※ビートはビットコインを10億円買うIR
※gumiは余った金でビットコインを10億円買うIR
※リミックスは2024年9月から買い始めている

変わり種ではGFAが仮想通貨トレードの世界で有名(らしい)なTraderZ氏をアドバイザーに迎え、マルハン(パチンコ屋)の発行するミームコイン「にゃんまるコイン(NYAN)」を大量・長期保有し応援していく事を決定。※途中で一部を売ったとかで揉めてたけど

ピクセルのワラントを譲り受け、ある意味有名な人たちにワラントを発行し、途端に毎日1件以上のIRを出すようになり、元オウケイウェイブ社長でインサイダー疑義で辞任した松田元氏が社長に就任と説明すると超長くなるので省略しますが、画像とチャートを見たら分かる人には分かるので「なるほどね」と納得して下さい。

メタプラネットの錬金術

  1. MSワラントを発行する(※行使価格は発行時の株価より高くする)
  2. 社債を発行する
  3. 上記2で調達した資金でビットコインを購入する→株価上がる
  4. 上記1で発行したMSワラントが行使され、得た資金で上記2で発行した社債を償還する
  5. 上記1で発行したMSワラントが全部行使されるまで2~4を繰り返す

社債を挟むのは、ワラントだと行使されないと資金調達出来ないので行使出来る安い行使価格に設定しないといけないけど、そしたら普通は株が暴落資金調達額も少なくなる上に行使(資金調達)に時間が掛かります。
そのため高い行使価格に設定した上で別途社債で即時に資金調達しビットコインを買う事で速やかに株価を上げて高い行使価格のワラントが行使可能になり、資金調達額も増え、それで得た資金で社債を償還して次の社債発行。
結果、早く多くビットコインを買え、株価も下がりにくいので株主も万々歳。
万が一暴落した時のために一応行使価額修正条項を付けて安値でも行使を進めれると。

ビットコインが上がり続ける限りメタプラネットの株価も上がりMSワラントを行使して社債を償還し次の社債を発行しビットコインを買う・・・ビットコインが上がり続ければ問題なかった・・・上がり続ければ・・・

ビットコインに試練

暴落

トランプ大統領就任を境に下げ始めたビットコイン。
仮想通貨投資家の期待とは裏腹に関税戦争やロシア-ウクライナ戦争終結にばかり注力するトランプ大統領に仮想通貨規制緩和政策への期待が剥落。

2025年2月26日には以下で仮想通貨が暴落。
ビットコイン9万ドル割れ 米一部州で準備金法案が否決
※ただし以前から否決さる州があったり、28日にはテキサス州上院委員会で可決されたのに下落しており、バブル崩壊で暴落するのは決まってて、後から理由付けされてる感じです。

また、2025年2月26日にバイビットから北朝鮮のハッカー集団「トレイダートレーター」によってイーサリアムが15憶ドル盗まれた事も嫌気(※バイビットは21日にハッキングされた事を明かしていた)。

仮想通貨15億ドルの盗難、北朝鮮が関与 FBI発表
北朝鮮がBybitから盗んだ仮想通貨2200億円、超速で世界に散る

そして2025年2月27日(日本時間深夜)には延期されていたカナダ・メキシコへの25%のトランプ関税が期限までに交渉がまとまらず実施される事、更にサプライズで既に10%関税が実施されていた中国に対して追加で10%上乗せ関税が宣言されました。
これにより景気後退懸念で世界の株式、アメリカ国債金利、コモディティ等全て暴落し、中でも仮想通貨は激しく下落しました。

↓27日のアメリカ市場と28日のアジアの株式市場その他

仮想通貨はビットコイン筆頭にアルトコイン(ミームコイン含む)はとんでもない下落。

↓ビットコインの日足チャート

2025年2月28日:週間では暗号資産交換業者FTXの破綻で急落した2022年11月以来の大幅な下落になる勢い
CoinDesk
2024年11月以降の最大下落率ランキング
トランプコイン(未だ時価総額約3500億円)

マイクロストラテジーの株価も大きく下落(以下は2025年2月28日)

https://x.com/saylor/status/1895325810942411234

メタプラネットに群がる投機家の戦い

当然この状況下で第二のマイクロストラテジーを目指したメタプラネットが無事で済むはずがない!

2025年2月26日にストップ安を付けたメタプラネット。
翌27日は寄らずストップ安
そんなのはお構いなしにメタプラネットは第7回普通社債の発行を発表しビットコインを買う気満々。
社債発行が効いたのか27日の夜間PTS開場の17:00にゴングが鳴ると投機家達が参戦し-10%程度で寄り付き激しい乱高下!

煽り屋達の買い煽りもあり一時プラ転するも最後は撃沈。
しかし夜間PTSで-10%程度で寄った事から当然翌28日は寄ると思われていました。
ここで27日深夜、トランプ関税(交渉妥結せず予定通りカナダ・メキシコに25%実施、中国に追加で10%関税)が炸裂!
景気後退懸念でアメリカ市場も崩れ、日本市場に波及し日経一時-1400円の絶望の暴落市況。
当然ビットコインも急落!これを受けてなんと28日のメタプラネットは寄らずストップ安(三日連続ストップ安)!!

たった半月で7210円から半額以下の3310円に!

それもそのはず、メタプラネットのビットコイン平均取得単価は12,441,856円で、この日含み損に突入していたのです!

27日の夜間PTSでメタプラネットを買った人はほとんどが爆損状態で強制持ち越し
しかも二日連続寄らずストップ安なので翌営業日は下に値幅4倍が適用

そして再び28日夜間PTS開始と同時に投機家達の戦いの火ぶたが切って落とされました。
気になるのは27日の夜間PTSで平均取得単価3563円で25000株(約9000万円)を買ったNHK党副党首の彼!
彼はこの前プラスアルファコンサルティングに2.7億円突っ込んだ決算ギャンブルに敗北し「損切しない」と言っているので本当なら既に少なくとも3.6億円のポジションを持っています。
更に800万円で37000円のオプションのプットをショートしているのです。
オプションの説明をすると長くなるので割愛しますが、この時日経平均は37000円前後です・・・通常の人間であれば恐怖で小便ちびる状況ですが、彼の資産からしたら考えられる最大損失は許容範囲である事と、恐怖心が欠如した性格であるためか、彼はこの時驚きの行動に出ます。
なんと!メタプラネットを買い増したのです

1.4億買い増しで合計2.3億円(75000株:平均取得単価3105円)

万が一今日メタプラネットの保有するビットコインがハッキングで盗まれたらメタプラネットの株価は10円ぐらいになるでしょうから、僕には出来ない才能溢れるトレード(恐怖心の欠如も投機で爆益出すための才能)で素直に尊敬します

ところで彼、3億円ぐらいの資金でプラスアルファ2.7億円持ってると仮定するとメタプラネット2.3億円と合わせて5億円でプラスアルファは信用買いしてると考えないとお金が足りないような・・・(信用で買っているようです
後NHK党に1.5億円貸すから副党首になったようなのでそのお金大丈夫なのでしょうか?

彼はテンサイだから大丈夫だよ。後、期待値を超えた本数TOTOBIGを当てる程運もいいしね

28日夜間のメタプラネットPTSは一時-30%程度下がってから-15%までリバウンドして引けるというPTSとは思えない程の激しい投機家の戦いを具現化する値動きでした。

※PTSが引けた23:59以降に約定して2800円が終値のようです

戦う投機家の裏で・・・

メタプラネットは高値からは大暴落となっていますが、相場が始まった底値(190円)からはまだまだかなり上です。高値で掴んだ人はどうなっているのでしょう?

いつものマネゲ銘柄の大暴落に比べて悲壮感は無いです。メタプラネットは大相場過ぎて多くの人は下で持っているのでまだ含み益で、他の二度と高値を奪還しないだろうというマネゲと違い、ビットコインが上がればメタプラネットの株価も上がるとういう他力本願の希望があるからです

幻の錬金術

ここでメタプラネットの錬金術を思い出して下さい。
MSワラントが行使出来なければビットコインを買うことが出来ず錬金術は終了です。
それではメタプラネットが発行した1000億円以上のMSワラントの下限行使価格はいくらでしょう?

下限行使価格2555円=2555円以下の株価では錬金術が使えなくなる

28日夜間PTSの終値こそ最後に跳ねて2800円ですが2550円前後で推移していました。
まさに錬金術が継続出来るか瀬戸際に立っている訳です。

ただし、2025年3月1日時点でビットコインは2月28日のアメリカ市場のリバウンドと共に上昇し、メタプラネットの平均取得単価12,441,856円を上回っています。

また、MSワラントを中止し、新たに下の下限行使価格でワラントをし直すという手もあります。

ひな祭りの奇跡

2025年3月3日(日本時間明け方)、トランプ大統領はXRP、SOL、ADAを含む「暗号資産戦略準備金」を発表しました。

トランプ氏、仮想通貨備蓄にビットコインやリップル検討

これを受けて採用された暗号通貨は勿論暴騰、それ以外も全面高となりました。

  • ビットコイン +10%
  • イーサリアム +15%
  • XRP(リップル) +34%
  • ソラナ(SOL) +25%
  • エイダ(カルダノ・ADA) +65%

2025年3月3日前場、メタプラネットはストップ高で異常な枚数の売りが出て寄り天でなんと始値から-10%下落するも、 12:00にビットコインを追加購入した事を発表し、これを受けて後場はストップ高張り付きで引けました。

投機家達がどうなったかです。

今日の前場の弱さを見てるとトランプが仮想通貨備蓄の発表をしなければ暴落で爆損だったでしょうから本当に豪運ですが、ストップ高で全部利確したのは実力ですよね。勇気を持って勝負し続けた事が運を逃さず最後は実力でリスクに見合ったリターンを得た感じ

その他の人たちは・・・?

ただし、日本時間に暗号資産は下げ続けており、所謂「出尽くし」の値動きになっています。そうなれば今日は最後の逃げ場だった訳ですから予断を許しません。引き続き動きがあり次第更新していきます。

乱高下

2025年3月4日は仮想通貨関連全面安。
理由は準備金の実現性不安とか色々言われていましたが、最大の好材料出尽くしの値動きがしっくりきます。

ビットコインは一時メタプラネットの平均取得単価を割った事でほぼストップ安まで下げました。

下げだしてからのメタプラネットの株価推移がストップ高orストップ安でとんでもない事になっています。

  • 直近高値7210円 BTC直近高値1712万円 MSワラント下限行使価格2555円
  • 保有枚数:2,235BTC 平均購入価格:12,441,856円/1BTC 購入総額:278億800万円
  • 2月25日 6010円 BTC1370万円
  • 2月26日 5010円(-16%)ストップ安張り付き BTC1321万円
  • 2月27日 4010円(-20%)寄らずストップ安 BTC1254万円
  • 2月28日 3310円(-17%)寄らずストップ安 BTC1269万円(安値1166万円)
    ※夜間PTS 安値2301円(-30%)→終値2800円(-15%)
  • 保有枚数:2,391BTC 平均購入価格:12,475,149円/1BTC 購入総額:298億2800万円
  • 3月03日 4010円(+21%)ストップ高張り付き BTC1419万円
  • 3月04日 3345円(-16%)ほぼストップ安 BTC1276万円
  • 保有枚数:2,888BTC 平均購入価格:12,619,066円/1BTC 購入総額:364億4400万円
  • 3月05日 4045円(+21%)ストップ高張り付き BTC1311万円

2025年3月8日に行われた仮想通貨サミットは期待外れの結果となり仮想通貨は暴落しました。
米国初の仮想通貨サミット、重要進展なし FIFAコイン発表も
トランプ大統領、暗号資産サミットで方針転換の姿勢鮮明に

米連邦政府がビットコイン準備金として追加購入するかが焦点だった。
しかしトランプ大統領は「連邦政府はご存知の通り、世界でも有数のビットコイン保有者であり、民法や執行措置を含む様々な形態の法を通じて入手した20万ものビットコインを保有している。これらのすでに保有されているビットコインは、新しい準備金の基礎を形成する」と発言。
また高官は「ビットコイン以外の資産に新たな資金が投入されることはなく、ビットコインへの今後の積極的な投資は、税金を使わない方法で行われる必要がある」と発言。
つまり、米連邦政府は仮想通貨を新たに買う気はなく押収した仮想通貨を売らずに保有し、それを連邦政府準備金とするという事。

2025年3月10日(月)、上記の休日の動きを受けてメタプラネットは、ストップ安張り付くもビットコインがリバウンドした事で3575円(-13%)で引けました。

また大きな動きがあれば追記

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