ギャンブルは通常期待値マイナス(やれば負ける)のですが、特別な状況下でサッカーくじのMEGA BIGが期待値プラスになった騒動をまとめました
期待値プラスになった理由
- MEGA BIGとは指定されたサッカー12試合の両チームの合計得点数(1~4)をコンピュータがランダムで選ぶ、予想いらずの「スポーツくじ」
- 台風で4試合が中止で1等の当選確率が1/16777216→1/65536に上昇
※5試合中止でMEGA BIG自体が中止だった
※2等~6等の当選金は一律300円になるがその分でも購入額の約30%は返って来る - キャリーオーバー約58億円←これが一番重要
※仮に今回の売上が50億だった場合、還元率約50%なので今回売上分還元金25億。これにキャリーオーバー58億を足して83億の総還元金となり、還元金(83億)が売上金(50億)を上回り期待値が逆転してプラス(1.66倍)になる
MEGA BIG結果
国営宝くじの特徴として非課税というメリットがあります
2024年8月31日に8試合中5試合が行われ、結果は以下のようになっていました。最終的な結果は9月1日に決まりました。しかし、なんと「想定以上の売上があり、システム影響等を確認中」で結果発表が2回延期され9月2日の11:50頃に発表されました。
賭ける人が多すぎて期待値マイナスになるという事態は避けられましたが、金を突っ込めば突っ込む程期待値に収束し儲かる確率が上がるけど、一等がどれだけ沢山当たるかの運勝負であり、大金を突っ込めない庶民が数万ではほぼ負ける普通の宝くじ・・・
↓9万円程度ではこれがリアル
チャレンジャー
●hiro_tyun(70万→2480万)
●会社経営者(300万円→100万円)
●コインチェック創業者和田さん(500万→3000万)
●秒スキャ禁止委員会会長(1000万円→2640万円)
●FX専業投資家(1600万円→517万円)
●仮想通貨トレーダー(3000万円→1億円超)
●医学生投資家造船太郎(7350万円→2億2190万円)
●知る人ぞ知る大物投資家(600万円→2595万円)
金を積めば積むほど1等当選確率(期待値)が上がり貧乏人が積み上げたキャリーオーバーを奪っていく構図で、結局金持ちがより金持ちになっただけ。
余談
期限を過ぎて買った分は来週の試合が対象の次回分のくじとなります。
造船太郎氏は2億当たったのに更にどん欲に情弱から金を搾り取るビジネス(違法な暗号資産業者のアフィリエイト案件と155文字3000円のnote)に余念がないようです。
「MEGA BIG」期待値バグ祭りで1等8本(2億2190万円)当選したはずの男性、なぜか有料note(3000円)の販売を始める