2026年イラン戦争時の市況まとめ

2026年イラン戦争時の市況まとめ

2026年にアメリカとイスラエルがイランに宣戦布告しイラン戦争が始まりました。
目的はイランの核開発を止めるためで2025年にも同様の事態(十二日間戦争)が起きましたが、この時はお互いに空爆する場所を事前通知する茶番劇ですぐ終わりました。今回はホルムズ海峡封鎖を伴う終わりの見えない戦争に突入し市況に多大な影響を与えました。

開戦に至る経緯

  • 2002年:イランでIAEAに申告されていない核関連施設が発覚
  • 2010年:国連安保理で対イラン制裁決議が可決
  • 2015年:オバマ政権がイランと困難な交渉の末核合意(=オバマのレガシー)
  • 2018年:トランプ政権が一方的にいちゃもんを付けてイランとの核合意破棄(=オバマのレガシー潰し)
  • →イランが核開発推進しウラン保有量は5.5トンで、濃縮度は最大60%に達する
  • 2025年:再選したトランプとイスラエルがイランの核開発施設攻撃しイランが反撃(十二日間戦争
  • 2026年:年初にイランで物価高のデモが大規模な反体制デモに拡大
    ※イランの公式発表では死者約3千人、トランプの勝手な妄想では3万人
  • →トランプ、弱ったイランに核交渉再開もイスラエルから提案された完全核放棄案をイランにごり押しし交渉難航
  • 2026年2月28日(土)開戦
    ※奇襲空爆でイランの最高指導者ハメネイ師(その一族と幹部含む)殺害成功

ホルムズ海峡封鎖の影響

ホルムズ海峡は世界の石油消費量の約20%、および世界の液化天然ガス(LNG)貿易量の約20%が通過する、世界のエネルギー供給において最も重要な海上交通路(チョークポイント)です。
ホルムズ海峡に対する日本の原油依存度約95%、天然ガス依存度約10〜15%、韓国の原油依存度約71%、天然ガス依存度約約34%、石油依存度約約66%日韓に大きな影響が出るため日韓の株式市場に多大な影響を与えました。

また、原油から精製されるナフサはあらゆる工業製品に必要なため、その影響銘柄は製造業全体に広がりました。

ホルムズ海峡が封鎖された事は過去なく(1991年にイラクが機雷を敷設したのはペルシャ湾北西部(クウェート沖などで海峡封鎖とは別)、原油に工業の大部分を頼っている現代においてはその影響範囲は計り知れない物でした。

ホムルズ海峡は日韓に取って近くの戦争
「遠くの戦争は買い」の相場格言が通用せず、当事国でありながらエネルギーを中東に頼らないアメリカよりも大きく株式が暴落

フェイク動画

開戦直後から生成AIで作られたフェイク動画がネットに溢れました。

↓ドバイの世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」がイランに攻撃されたと拡散されたフェイク動画

他にも市街地をミサイルが多数爆撃するフェイク動画等、数え切れない程ネットで拡散されては消えていきました。

市況まとめ

原油高騰+有事のドル買い(=円安)、株式は原油価格に逆相関で暴落
有事の金(貴金属含む)も暴落

■別の株価暴落要因■
AIエージェント(具体的にはClaudeCodeがアップデートにより要望を言うだけでどんなソフトでも作ってくれるようになり、更に米軍がイラン戦争でも利用した事で脚光を浴びる)の普及によりSaaSの死(AIによる破壊)でIT企業(派遣・ソフトハウス・コンサル・インテグレーター問わず)の仕事がなくなると株価暴落
→アメリカでプライベートクレジット企業がIT企業に多額の融資をしており、連鎖倒産するのではないかという懸念でプライベートクレジット企業に融資してる銀行株が金融危機懸念で暴落していた

米軍が最初の空爆で女子小学校を誤爆し175人以上の子供が亡くなったっ事件(トランプは当初イランが攻撃したと主張するもアメリカの誤爆と判明)は、米軍がAIエージェントに学習させた地図が古く、昔そこは軍事施設だったので攻撃対象にリストアップされたと言われています。

トランプ大統領は相互関税で市場が激震しアメリカ国債が売られると関税戦争を中途半端で終わらせたり先送りし、株式市場は大リバウンドしてきました。これらが続いた事からトランプが原因で暴落したら絶好の押し目で買えば良いTACOトレード【Trump Always Chickens Out(トランプ米大統領はいつもビビッて退く)】に投資家は慣れていました。
また2025年にイスラエルとアメリカがイランを空爆した時はお互いに攻撃する場所を事前に通知し合う茶番劇すぐに収束しました。
更に、事前にトランプ大統領がベネズエラ・マドゥロ大統領を見事な手際で拘束する斬首作戦1日で紛争を終わらせていました。
今回のイラン戦争も最初の空爆で最高指導者ハメネイ師殺害に成功し、見事な斬首作戦ですぐに終わると思われました。

しかし・・・イランは指導部も革命防衛隊もボトムアップ型の組織で斬首作戦は意味がない上、ハメネイ師は高齢でじきに亡くなる事は想定されていました。また、ベネズエラ国民に嫌われていた独裁者マドゥロ大統領と違い、イラン国民はそこまでイランの体制を嫌っていませんでした。

イスラエル・ネタニヤフ首相の強烈な要望ですぐに終わると思ってトランプ大統領はイラン戦争を開始しましたが、当初の強気で直ぐに終わるという発言は悉く嘘になり、TACOろうにも相手がある事でイスラエルもイランも戦う気満々なので独断でTACOれず、株式市場はトランプ陣営の発言による停戦期待で暴騰、イラン・イスラエルの強硬姿勢で長期化懸念で暴落を繰り返しました(=投資家に取って難易度が非常に高く要人発言で騰落する運ゲー)。

※戦争が終わったらチャートを記載

市況詳細

※市況画像は日本時間引け後にスクショした物であり、前日の夜間の欧米市場の値動きも載っています。従って日本時間引け後の夕方~明け方の欧米市場の値動きの後に日本時間の値動きを記載します。
=例えば3日の値動き解説は1日前(2日)の夕方から3日の日本時間引け後までを時系列で記載

日付の後の数値は日経平均の騰落率です。

3月2日(月)-1.35%:開戦翌営業日

アメリカはイランに宣戦布告と同時に多数のミサイルで空爆しイランの指導者ハメネイ師(及びその一族と政権指導層)を一網打尽に殺す事に成功しました。
所謂「斬首作戦」成功であり2025年にアメリカがベネズエラに特殊部隊を送り込み反米独裁者ニコラス・マドゥーロ大統領を拘束し、反米政権から親米政権に武力で転換させたのと同様の見事な手際で早期終戦の期待から市場は通常の調整程度の下げでした。
※韓国市場は休場
※市場はプライベートクレジット問題の方で揺れており、アメリカの会社に先んじて破綻したイギリス住宅ローン会社の方をリスクとみなし世界的に金融株が暴落していました(英住宅ローン会社破綻、損失不安で金融株急落 米ジェフリーズ9%安
※日本市場では戦争関連が暴騰

3月3日(火)-3.06%:韓国暴落で目が覚める

3月2日、ホルムズ海峡でイランの攻撃を受けたタンカーが炎上する動画が流されアメリカ市場は軟調。

イラン、ホルムズ海峡封鎖「米国の同盟国のタンカーが炎上」…米軍「物理的に遮断されてはいない」

↓ロイターが3月1日に入手した動画の写真

これらを受け、休場明けの韓国KOSPIが-7.24%と指数としては常識外の暴落をした事で先日の楽観ムードは消し飛び、韓国と同じ状況(ホルムズ海峡へのエネルギー、工業の依存度が高い)の日本市場も暴落しました。
また先日暴騰した戦争関連、地政学リスクに比例して上がるはずの貴金属も暴落した事で「本当にヤバい奴」の雰囲気が漂いました。

3月4日(水)-3.61%:高市自民総裁選歴史的大勝全戻し!

原油が+7%と急騰を開始、韓国KOSPIが下げ止まらず-12%というコロナショックでもお目に掛かった事がない歴史的暴落をし、日本を含むアジア株は韓国KOSPIに連れ安する展開。戦争関連も大幅続落し日経225は全面暴落、グロースに至っては-4%と救いようがない暴落。

3月5日(木)+1.90%:状況変わっていないのに短期停戦期待で大暴騰

3月4日、日本時間が引けた後(日本時間夜間)に以下のヘッドラインで世界的に株価が急騰しました。
イランの情報機関員、戦争終結の条件協議を提案 ニューヨークタイムズ
しかし、よくよく記事を読むと戦争開始翌日(3月2日)の過ぎた話で、
米欧で株価反発、停戦期待と長期化不安が交錯 根強いインフレ警戒
しかもトランプも開戦直後に「イランが話したいって言って来たけどもう遅い!って断ってやったぜ」と暴露している既出情報でした。
しかし、別ルートから同じ話が出た事で「本当にイランは停戦をしたがっている」との期待からか日本市場は大幅高スタートとなりましたが、「イランの革命防衛隊がペルシャ湾北部で米国の石油タンカーを攻撃した」との声明もあり引けに掛けて値を消しました。

3月6日(金)+0.62%:最後の逃げ場(特にグロースは+2.83%)

3月5日、日本時間が引けた後にまたしても以下のヘッドラインで急騰
イラン外務次官「イランは、米国が魅力的な代替案を提示することを条件に、核プログラムを放棄する用意がある」

しかし、トランプ大統領がイラン指導者の後継者にモジタバ・ハメネイ氏(ハメネイ師の次男で革命防衛隊に近い強硬派、初日の攻撃で父を始め一族を大勢殺されている)がなる可能性が高い事を認め(結果は受け入れられない)、ペルシャ湾で実際に米国の石油タンカーが攻撃を受けた事で短期停戦期待が剥落し軟調でした。

明けた6日のアジア市況は欧米市場とは対照的に停戦がなくともホルムズ海峡をタンカーが通れるようになれば問題ないとの思惑か、寄り底で堅調でした。
イラン、数日内にホルムズ海峡の航行妨害困難に=イスラエル大使

しかしこれが最期の逃げ場でした・・・

3月9日(月)-5.02%:イラン戦争は近くの戦争

金曜日まで比較的落ち着ていた原油価格が日本市場が引けた後から急騰開始!

更に日本時間金曜日夜に発表アメリカの雇用統計がサプライズで悪すぎる結果
米 2月雇用統計 就業者は前月比9万2000人減 大幅な減少に
→イラン戦争でインフレするのに景気悪化で利下げも出来ずスタグフレーション懸念に発展

尚、この時イラン戦争と同等のレベルで金融業界を揺るがしていたアメリカのプライベートクレジット問題は収束するどころか拡大し、オラクル社がテキサス州データセンタへの拡張計画を取りやめる(≒生成AIバブル崩壊懸念)と悪材料がイラン戦争とは別に三つありました。

この状況でもトランプ大統領は強硬姿勢を崩さず「イランとの取引は、無条件降伏以外にあり得ない!」とSNSで発言
トランプ氏はイランに無条件降伏要求、ペゼシュキアン大統領は拒否、戦争拡大の様相

3月8日の日曜日にはイスラエルがイランの石油施設を攻撃し(トランプは止めていた)、イランも反撃で湾岸諸国の石油施設や生活インフラ(バーレーンの海水淡水化施設やクウェートの空港等)施設を攻撃。
トランプ大統領はイランの濃縮したウラン回収に地上部隊投入を仄めかし、イラン革命防衛隊は六か月戦争継続する準備が整っていると長期化示唆。

そして3月9日、イラン臨時指導体制は最高指導者にモジタバ・ハメネイ師(超強硬派)を選出したと発表しました。

3月9日月曜日の日本市場は上記の四つのショック(イラン戦争長期化・プライベートクレジット問題・生成AIバブル崩壊懸念・雇用統計ショック)が同時に襲い、日経先物はサーキットブレーカースタート、韓国KOSPIは直近二度目のサーキットブレーカー発動となりました。

ただし日本時間15:00前にG7の緊急石油備蓄共同放出のヘッドラインが流れ急激にリバウンドしてアジア市場は閉じました。
「G7は緊急石油備蓄の共同放出について議論する予定」(フィナンシャル・タイムズ)

3月10日(火)+2.88%:G7石油備蓄共同放出期待で大リバウンド

G7石油備蓄共同放出に加えて、ギリシャのタンカーが信号オフでホルムズ海峡を通れた(実は前日にアメリカのタンカーも通れたとアメリカで報じられていた)という報道、
緊迫のホルムズ海峡、「信号オフ」のギリシャ大型タンカーが無事通過
更にトランプ大統領が戦争終結が近いと強弁し、
トランプ氏、イラン戦争「終結近い」 石油利権差し押さえ否定せず
イラン革命防衛防衛隊が以下の声明(機雷は撒かないという安心感)を出した事で市場は落ち着きを取り戻しました。
「イラン革命防衛隊、米国とイスラエルの大使を追放するアラブ諸国および欧州諸国に対してホルムズ海峡を開放すると発表」

GU(つまりこの日買っても恩恵はない)で始まった日本市場はザラ場にも流れるヘッドライン(というか口喧嘩)で乱高下するも原油が暴落した事で高く引けました。
イラン国営放送、イスラム革命防衛隊
「戦争の終結を決めるのは我々」
「米国とイスラエルの攻撃が続く場合、同地域からの1リットルの石油も輸出許可せず」
「イランに関するトランプ大統領の発言はナンセンス」

トランプ大統領
「イランがホルムズ海峡内での石油の流れを止めるなら、米国はこれまで彼らが受けた打撃の20倍の力で彼らを攻撃するだろう。さらに、私たちはイランが国家として二度と再建できないようにする、容易に破壊可能な標的を排除する — 死、火、怒りが彼らに君臨するだろう」

3月11日(水)+1.43%:機雷・船舶攻撃 VS ホルムズ海峡通れる・早期停戦期待

3月10日アメリカ時間に以下のニュースで
米エネルギー長官クリス・ライト「米国の船がホルムズ海峡を正式に通過した」
調子よく上げていたアメリカ市場に機雷の冷や水
CNN「イランは、ホルムズ海峡で機雷を敷設し始めた。この海峡は世界で最も重要なエネルギー要衝であり、全世界の原油の約5分の1を運んでいる。米国の情報報告に詳しい2人の関係者によるとのことだ」
しかしトランプもすかさず「機雷を設置させなかった」と反論
トランプ氏、イランの機雷船「完全に破壊」 ホルムズ海峡で敷設否定

日本市場開場前に石油の共同放出については好材料が飛び込みました。
IEA、過去最大の石油備蓄放出を提案 WSJ報道

これで前場は上げ続けるも後場に懸念されていたホルムズ海峡での船舶攻撃(タイ船籍)含む3件の報道が行われ、後場は軟調になりました。
貨物船やコンテナ船3隻に攻撃と英海事当局

3月12日(木)-1.04%:ヘッドラインに一喜一憂相場

3月11日引け後にはイランの反撃は日本船籍にも及んでいた可能性が報じられ
商船三井保有のコンテナ船、ホルムズ海峡近くで損傷 運航に影響なし
高市首相はG7・IEAに先駆け石油の国家備蓄放出を決定
高市早苗首相、国家備蓄の石油の単独放出を表明 16日にも開始
更に23:00頃IEAも過去最大の放出を決定し夜間株価は世界的に急騰しました。
IEA、石油備蓄の協調放出で全加盟国が合意 過去最大の4億バレル

その後以下の機雷続報が報じられるも例によってトランプ大統領が即座に否定
情報筋によると、イランがホルムズ海峡に約12個の機雷を敷設した
更になんとイランがアメリカ本土攻撃の可能性があると報じられアメリカ株は下落
FBI、イランが米西海岸にドローン攻撃と警告か 米報道

夜間にイランが停戦の条件を示したようです。
イランが停戦の条件提示、再攻撃しないとの保証を米国に要求
・イランの「正当な権利」の承認・・・「正当な権利」って核開発じゃないよね?それだと無理です
・賠償金の支払い・・・復興支援金とか名前を変えればいけるのでは?
・今後の攻撃に対する国際的な確固たる保証

しかし、明け方以下で原油が93ドルを超え、日経CFDは急落スタート。
イラク治安当局の初期調査によると、イランの爆発物を積んだ船がイラク海域で燃料タンカー2隻を襲撃した。

イラン当局者、アルジャジーラに対し:別の海峡がまもなくホルムズ海峡に似てくる可能性がある
原油90ドル台に上昇、IEA備蓄放出でも「不十分」 海峡閉鎖分補えず

ヘッドラインは日本時間も続きもはや何でどう原油と株価が動いてるか分からない状況の中軟調に引けました。
速報:米国、イランがホルムズ海峡全体に爆発性機雷を設置したことを確認
→後日イラン外相が機雷の敷設を否定(12日夜間・13日の解説参照)
イラン外相、インドの石油タンカーにホルムズ海峡通過を許可へ
※その後許可していないとイランが否定→後日許可したと報道された(12日夜間・13日の解説参照)

※引け後の日経・グロース先物の急落はMSQ通過による限月切り替え

3月13日(金)-1.16%:モジタバ師初声明

3月12日夜間、モジタバ師が初声明を出すという速報が流れると株は急落を始め、実際の声明が強硬だったので更に下落しました

昨晩、イラン最高指導者に選ばれたモジタバ・ハメネイ師が初めて声明を発表しました
※本人は登場せずアナウンサーが読み上げた=初日の攻撃で重症説が有力
*軍に感謝の意を表す
*イラン国内の集会への記録的な参加を呼びかける
「ホルムズ海峡閉鎖を敵に圧力をかける手段として継続すべきだ」
「学校攻撃への報復を断念することはしない」
「イランは軍事基地のみを標的にして攻撃を続ける」
「この地域の米軍基地は直ちに閉鎖されるべきだ」
「戦争が続けば、他の戦線も開かれる」

トランプ大統領も即SNSで応戦(口喧嘩)
「アメリカは世界最大の産油国であり、石油価格が上昇すれば莫大な利益を得られます。しかし、大統領である私にとって、はるかに大きな関心と重要性を持つのは、邪悪な帝国イランが核兵器を保有し、中東、ひいては世界を破壊するのを阻止することです。私は決してそのようなことを許しません!」
→これが原油高容認と受け取られ原油価格急騰

しかしその後以下のヘッドラインで夜間欧米市場は急騰するも状況は変わっていない所かモジタバ師の強硬姿勢で長期化が確定したので安く引けました。
イラン副外相「ホルムズ海峡に機雷を敷設していない」「複数の船舶のホルムズ海峡通過を許可した」(AFP)
イランの外務省報道官「多くの船舶がイラン海軍と調整を行えば、依然としてホルムズ海峡を通航できる」

イラン「機雷を敷設した」
トランプ「させていない」
イラン「12個敷設した」
アメリカ「やっぱりしてたは」
イラン副外相「ホルムズ海峡に機雷を敷設していない」←今日
二転三転してるけど、結局イランは友好国のホルムズ海峡通過を許可しているので航海路には仕掛けていない模様

ただし、イランが許可した船舶がイランの指示した航海路を通った航路の動画とされる物が公開され、イラン沿岸を迂回しているので、本当にホルムズ海峡の主要航路に機雷を仕掛けた可能性もあります。

上記のイベントを夜間に通過した日本市場は絶望の暴落スタートも寄り底でグロースに至っては宇宙とパワーエックスが上げて一時プラ転と終わってみれば少しの調整でした。

トランプは原油価格を抑制するためウクライナ侵攻によるロシアへの制裁の一時解除を行いました。
トランプ米政権、ロシア産原油への制裁を一時解除 ロシアには追い風

この夜、以下の一方が飛び込み「ホルムズ海峡は封鎖されていない」との期待から日経先物が急騰しました。
トルコ大臣「トルコ船籍の船舶がイランの許可を得てホルムズ海峡を通過」
※事前にイランが「ホルムズ海峡は封鎖していない、許可を与えた国の船は通す」と言っていた通りだが市場は反応
※後に判明しますがイランは船舶の通過に金を徴収していた模様

これを受けてトランプ大統領が意味深な発言をしたので
トランプ大統領「(ホルムズ海峡について)何が起こるか見てみよう」
トランプ大統領「希望的観測を込めて、物事がとてもうまくいくことを願う」
トランプ大統領「必要ならホルムズ海峡で護衛、1週間でイランに打撃」

高く始まったアメリカ市場ですが、以下のトランプ発言でエスカレーションが懸念され寄り天で引けました。
トランプ氏、イランに「来週にかけ激しい打撃」 在沖縄海兵隊も派遣

3月14・15日(土・日):イラン原油輸出の心臓カーグ島攻撃

土曜日、イランが「レッドライン」としていたカーグ島の軍事施設を米・イスラエルが攻撃しました。
※カーグ島はイランの原油輸出の9割を担う同国の生命線
トランプ氏、イラン原油輸出拠点で「軍事目標破壊」 石油施設は対象外
カーグ島の原油施設が破壊されると例え終戦したとしても世界への原油供給が減ります。そのためサンデーダウは急落。しかし、攻撃は軍事施設だけだったようです。

またイエメンで勢力を拡大する親イスラエル武装組織・シーア派は紅海の封鎖を仄めかしました。

しかし日曜日にニューヨークタイムスが以下のニュースを発信しサンデーダウは急騰しました。
イラン外相は、米国とイスラエルを除くどの国もホルムズ海峡を通過できると述べた。
ただし、この記事には以下のように書かれており日本は通れない事になりタイトル詐欺のような記事でした。
「この海域は、我々の敵、つまり我々を攻撃している者たちとその同盟国に属するタンカーや船舶のみ通行止めとなっている。その他の船舶は自由に通行できる」
※今までもイランは許可した国は通行出来るとしており状況は変わっていない

トランプ大統領は同盟国にホルムズ海峡に船舶の護衛のため軍隊を派遣する事を求めました。
ホルムズ海峡に軍艦派遣を 「航路の安全確保」日本などに要求―トランプ氏
トランプ「アメリカはホルムズ海峡に依存していない。依存している国が軍隊を送り守るべき」
※イランの盟友中国にまで軍隊派遣を要求

勝手に始めた戦争に他国を引きずり込まないで!後初期にイギリスが艦隊を送ろうとしたら「勝った戦争に後から参戦する火事場泥棒」って拒否ってたよね
後、中国は参戦するならイラン側でしょ!

3月16日(月)-0.13%:マンデー回避

土日の慌ただしい動きを世界で一番最初にまとめて消化しないといけない日本市場。

8:00前に以下のニュースで原油が急落し日経CFDが急騰
トランプ米政権が今週にも、ホルムズ海峡での船舶護衛で複数国が協力に合意したと発表することを検討している(米紙ウォールストリート・ジャーナル)
対イラン戦争は最長6週間、米国防総省の見方とトランプ氏側近

日本時間にもイランがドバイの空港を攻撃し運航停止のヘッドラインが流れ軟調になるも最後はリバウンドして引けました。

19:30頃、以下のヘッドラインで原油急落・株急騰
イラン外相が終戦に言及、「繰り返さない形で終わらなければならない」
※ヘッドラインだとイランが終戦を望んでいるように読み取れるが、実際は「トランプ大統領の交渉要求を「妄想」と切り捨て、地上侵攻の可能性にも自信を見せた。」とあり停戦拒否の上、イランが勝って二度と侵略させないぞ!という意味合いだった・・・中身よりヘッドライン・・・

3月17日(火)-0.09%:データセンタ関連暴落

3月16日夜間にはトランプが呼びかけた同盟国の軍隊派遣の結果が伝わり、「複数国が同意した」とのトランプ発言に反して各国は拒否

これに対してトランプ大統領は激怒。特に日本・・・
トランプ氏、ホルムズ海峡が同盟の試金石 「反応知りたい」と日本言及
トランプ氏、ホルムズ海峡の安全支援を改めて要望 日本など名指しで
「彼らが必要だからではなく、彼らがどう反応するか知りたいためにしているようなものだ」
「なぜ、我々を守らない国々を守り続けなければいけないのかと問うつもりだ」
「日本は石油の95%をホルムズ海峡から輸入している。我々が彼らを守っているという事実が常に気にかかってきた」

アメリカ市場開場前には以下のヘッドラインで原油急落・株急騰で強く引けました。
ベッセント財務長官「イラン、インド、中国などのホルムズ海峡通行を許可」
※イランの原油がインド・中国経由又はイランが直接世界に供給するという事

対してイランはカーグ島攻撃の報復を予告通り実施
UAEの巨大ガス田シャーで火災、ドローン攻撃-イラク油田も標的

開けた17日の日本市場にイラン情勢よりも影響を与えたのは「NVIDIA GTC 2026」でのジェンスン・フアンCEOの基調講演でした。
アメリカ市場は半導体指数が+1.96%と高騰していたにも関わらず日本市場は「データセンタ投資が一巡した」と失望になり相場を牽引してきた生成AI恩恵製造業(半導体や光ファイバー関連)が暴落!

TOPICS系が強かったので指数は大したことがありませんが、昨日のマンデー覚悟を耐えた投資家の心を折る展開でした。

3月18日(水)+2.87%:戦争が終わったかのような大暴騰

3月17日に日本時間が引けた後、ハセット米国家経済会議(NEC)委員長の発言で先物は強含みました。
「ホルムズ海峡のタンカー通航は、徐々に始まっている」
「イラン紛争が、数カ月ではなく数週間という短期間で終わると楽観している」
「米国経済は打撃を受けておらず、健全だ」
「中国とは安定した石油市場を望むという点で一致している」

特に日本は日米首脳会談に向けて米国からエネルギーを融通して貰えるとの思惑もありました。
【速報 JUST IN 】政府 日米首脳会談でアラスカ産原油の調達要請へ

夜間にはトランプ大統領も早期停戦を強く滲ませる発言でアメリカ市場は寄り天系も強く引けました。
・「NATOや日本などの支援はもはや必要ない」=なくても余裕で勝てる
・「我々はまだ撤退の準備が整ったわけではないが、近い将来必ず撤退する。極めて近い将来に撤退する事になるでしょう」

これを受けて開けた日本市場はGUから寄り底で終日上げ続けるという信じがたい強さ!
個別株では千代田化工建設・東洋エンジ・日揮・三菱商事・三井物産と日米投資案件関連が延々と上げ続けていました。

3月17日夜間に公開されたホルムズ海峡の公開記録によると過去3日間で合計15隻の船舶が海峡を通過しました。その内訳は、ばら積み船8隻、タンカー5隻、LPG運搬船2隻です。約87%が出港通過で、多くの船舶がイラン領海を通る異常なルート(=イランの許可を得た船舶が通るルート)を選択しました。

3月19日(木)-3.38%:イスラエルが世界最大のガス田攻撃でエスカレーション大暴落

3月18日の日本市場が引けてから先物が急激に下げ始めます。
契機はイランが報復攻撃を宣言してからでした。
イランが報復表明、ラリジャニ氏殺害で-トランプ氏は早期終結に言及
イランの革命防衛隊が、湾岸全域の複数のエネルギー施設に対して避難警告を発令 – 国営メディア
*イラン、エネルギーインフラへの攻撃に対して報復へ:ファルス通信
*イラン、これまで安全と考えられていた敵の拠点を攻撃へ:ファルス通信

夜間にFOMCがあり、前回に続いて利上げを議論した事、自身への捜査(トランプの嫌がらせ)が続いている間はFRBに残ると市場に取って悪材料となる事を記者会見で説明している最中、原油が急騰・株が急落!

なんとイスラエルがイランとカタールが共同保有する世界最大のガス田(イランの約70%と世界に膨大なLNGを供給)を攻撃したのです!しかもカタールはどちらかというとイスラエル側
イスラエル、イランのガス田攻撃 NY原油再び100ドル台に

当然イランは湾岸諸国のエネルギー施設に報復し戦争が終わってもエネルギー施設が破壊されたら意味がないという事で世界の株価は安値引け。
イラン、カタールのエネ拠点攻撃 サウジも標的に ガス田攻撃受け

てかカタールはイスラエル・イラン両方から攻撃されて余りにも理不尽なんですけど

更に明け方、マイクロンが決算で時間-4%と半導体株の騰落が即日経に影響する日本市場に追い打ち・・・

開けた日本市場は昨日とは真逆のGD寄り天で昨日の大暴落を全戻しする大暴落!
しかも今までは原油価格と逆相関だったのですが、後場原油価格が前場より下がっていたのに日韓の株式は延々と売られ続け(ダウCFDはヨコヨコ)絶望感が凄かったです。

3月20日(金)祝日:マンデー覚悟からのマンデー回避

木曜日引けた直後から日経先物が延々と掘り続けて日経先物一時-1300円、ゴールドは-7%、シルバーは-14%と完全に暴落モード
しかしアメリカ市場が開場すると反発開始!
特にベッセント財務長官がFOXビジネスでイラン産原油の制裁解除を表明した事が追い風に。
「今後数日に、洋上にあるイラン産原油の制裁を解除する可能性がある」
※すでに17日、イラン産原油のホルムズ海峡通過は認めている
「イランは洋上に約1億4000万バレルを保有している。見方にもよるが、これは10日から2週間分の供給量に相当する」

そして3時にイスラエル・ネタニヤフ首相が会見。
イスラエル首相、イランはウラン濃縮とミサイル製造もはや不可能
・イランはもはやウラン濃縮や弾道ミサイルの製造ができなくなっている
・カスピ海におけるイランの海軍艦隊を破壊した
・イラン空軍はほぼ壊滅し、防空能力は大きく低下、海軍は「海の底に沈んでいる」
→イスラエルの目標達成で早期停戦期待
イスラエル首相、イランのガス田への攻撃は「単独行動」 米国からの要請にもとづき「今後は控える」
→これ以上エスカレーションしない期待

今まで彼の言動が早期停戦期待を粉砕してきたのに一転、早期停戦を期待させるものだったので世界の株式は急騰し、日経先物は絶望の-1300円から全戻しで引けました。

木曜日延々売られる絶望の市況を見て更なる大暴落を予想し相場人生を掛けて全力していたCISさんもこれには早々にギブアップ。

開けた金曜日、日本市場は祝日休場でしたが韓国市場は辛うじてプラスで引けてマンデーは回避されたと思われました。

尚、トランプ大統領にホルムズ海峡への派兵を求められている難しい時期に行われた日米首脳会談は笑顔で終了。エネルギー安全保障中心に多くの合意をし、懸念の日本のイラン戦争への支援は法的に出来ることと出来ない事があるとしっかり説明した上で可能な限り支援する姿勢を見せ、トランプ大統領に「NATOとは違う」と納得させたようです。

3月21・22日(土・日):やっぱりマンデー確定

金曜日、マンデー回避に胸を撫でおろしたのも束の間、夕方先物が急落開始!

恐らくFRBが利下げ路線を転換し利上げするのではないかという観測が下落開始の起点。
米国が10月までに利上げ行う確率、50%に上昇-強まるインフレ懸念

更にトランプ大統領がカーグ島占拠を模索(=地上軍投入でエスカレーション)していると報じられた事でアメリカ市場が開場しても下げ続けました。
トランプ政権、カーグ島占拠を検討-地上部隊派遣なら泥沼化の懸念

記者団に「現時点で停戦は望んでいない」と述べる。

しかし直後に「(目標達成が近づいているため)イラン軍事作戦の段階的な縮小を検討している」とSNSで発信したりと言動不一致となっていますがこれで引け後にダウCFDは跳ねました。

尚、モジタバ師は声明を出しましたが又しても姿を見せず重傷説・死亡説は強まりました。
モジタバ師「広場の様々な人から学んだ」 姿見せず、イラン新年で声明

投資カテゴリの最新記事